魚躬橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
魚躬橋
基本情報
日本の旗 日本
所在地 富山県滑川市
交差物件 上市川
用途 道路橋
路線名 富山県道1号富山魚津線
着工 1972年昭和47年)
開通 1974年(昭和49年)11月
構造諸元
全長 93 m
7 m
高さ 6.8 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示
富山県道1号標識

魚躬橋(うおのみばし)は、富山県滑川市上市川河口付近に架かる主要地方道富山魚津線である。

概要[編集]

  • 左岸:富山県滑川市魚躬
  • 右岸:富山県滑川市魚躬
  • 橋長:93 m[1]
  • 幅員:7 m[1]
  • 高さ:6.8 m[1]
  • 型式:PC桁橋[1]
  • 橋脚:3基[1]

沿革[編集]

1647年正保4年)の越中道記には「上市川に橋有り、長さ二十間、幅二間、高さ1丈、水深四、五尺」とある[2]

1937年昭和12年)、上市川の河道が真直ぐに改修されたのを機に現在地に初めて架橋された[3]1939年(昭和14年)7月時点では、長さ27.2m、幅員4.2mの橋であった[4]

1959年(昭和34年)11月18日、延長50m、幅員7m(旧橋より1.5m拡幅)、橋台2基、橋脚3基の鉄筋コンクリートT型単純梁橋が富山県工事、中新川郡水橋町(現・富山市)の館建設施工、総工費900万円にて着工し、1960年(昭和35年)1月から本格的工事に着手、同年5月27日に県完工検査を受けた[5][6]

現在の橋梁は、上市川河口改修工事に伴い同川加工部分が災害防止のため旧橋の下流5 m地点に拡幅されたため架け替えられたものである。1972年(昭和47年)に着工し、1974年(昭和49年)11月に完成、同年12月下旬までに完全舗装された[1]。橋台の海側には長さ60m、厚さ1m、高さ6.8mの高波防止のコンクリート型が取り付けられている[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『北日本新聞』1974年11月19日付朝刊12面『魚躬橋が完成 滑川』より。
  2. ^ 角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)147ページ
  3. ^ 『角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)1068ページ
  4. ^ 『滑川市史 通史編』(1985年12月25日、滑川市発行)444頁。
  5. ^ 『北日本新聞』1960年5月30日付朝刊8面『幅7メートルの永久橋に 滑川 魚躬橋できあがる』より
  6. ^ 『広報なめりかわ』第82号(1960年7月1日、滑川市役所発行)2頁『魚躬橋完成』より。

関連項目[編集]