馬頭院 (栃木県那珂川町)
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馬頭院 | |
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所在地 | 栃木県那須郡那珂川町馬頭188 |
山号 | 武茂山 |
院号 | 馬頭院 |
宗派 | 真言宗智山派 |
創建年 | 建保5年(1217年) |
開山 | 光宝法印 |
正式名 | 武茂山十輪寺馬頭院 |
文化財 | 木造延命地蔵菩薩坐像(栃木県指定有形文化財)、他 |
法人番号 | 3060005002140 |
馬頭院(ばとういん)は、栃木県那須郡那珂川町にある真言宗智山派の寺院。
歴史
[編集]1217年(建保5年)、光宝法印によって開山された。光宝法印は醍醐寺の座主である。光宝法印の東国巡錫の折、当地で地蔵菩薩を本尊とする寺を創建したのが当寺の起源である[1]。
その後、正和年間(1312年 - 1317年)に武茂好綱により馬頭観音が安置されている[2]。
1692年(元禄5年)、水戸藩第2代藩主徳川光圀が訪れ、当寺を整備した。その際、本尊を地蔵菩薩から馬頭観音に変更、これまで「勝軍山十輪寺地蔵院」と称していたのを「武茂山十輪寺馬頭院」に改めた。当地の村名も「馬頭村」に改称した[1][2]。
文化財
[編集]- 木造延命地蔵菩薩坐像(栃木県指定有形文化財 昭和32年8月30日指定)[3]
- 五鈷杵(栃木県指定有形文化財 平成6年8月23日指定)[4]
- 紺紙金字法華経(栃木県指定有形文化財 平成6年8月23日指定)[5]
- 馬頭院の枝垂栗(栃木県指定天然記念物 昭和32年8月30日指定)[6]
- 木造馬頭観世音菩薩立像(那珂川町指定文化財 昭和43年3月13日指定)[7]
- 木造欄間彫刻(那珂川町指定文化財 平成15年7月17日指定)[7]
交通アクセス
[編集]- 宇都宮ICより車50分。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年