霜山龍志

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霜山 龍志(しもやま りゅうし)は、日本医師医学者、文筆家。北海道旭川市出身[1]札幌市生まれ[2])。

人物・来歴[編集]

  • 医学博士
  • 日本内科学会総合内科専門医 (FJSIM)
  • 米国内科学会フェロー (FACP)
  • 日本医事法学会会員 (MJSJM)
  • 座右の銘は「知性とは偏見から解放されている状態である」
  • 父は釧路赤十字病院名誉院長の霜山一雄

1971年旭川東高等学校を卒業後、1977年北海道大学医学部を卒業。同年4月、北海道大学医学部研究生(第二内科)となり、10月より国家公務員共済斗南病院の内科医員となる。

1982年10月にアメリカ合衆国テンプル大学病院の客員研究員となる。1983年8月、Sol Shelly 賞を受賞。

1984年11月に札幌南一条病院の消化器科医長となる。1988年9月に北海道赤十字血液センターキャリアクリニック医師となる。

1997年4月から札幌医科大学にて非常勤講師 (第一内科) を務める。同年12月、日本赤十字社金色有功章、北海道公衆衛生協会賞を受賞。

2007年7月、札幌セカンドオピニオンクリニック院長となる。

2011年7月、札幌大通公園ロータリークラブ会長となる。2012年1月、平和リハビリテーション病院副院長となる。

受賞歴[編集]

  • 1973年 Lane 奨学金 北海道大学(英語の才能)
  • 1983年 Sol Shelly 賞 Temple University (インスリン受容体抗体の生物学的作用の解明)
  • 1997年

著書[編集]

単著
  • 『キャリアとは何か』丸善出版センター、1997年10月。ISBN 4-89597-173-2
  • 『新版 今日の輸血』 北海道大学出版会、2006年11月。ISBN 978-4832972421
  • 『新薬―その光と影』 北海道出版企画センター、1998年7月。ISBN 978-4832898059
  • 『専門医が語るからだのしくみと検査値の読み方』オーム社、1999年4月。ISBN 978-4274023927
  • "Blood Services and Transfusion Practice in Japan" 1999年10月。
  • 『肝臓病ノート』2001年10月。
  • 『しもちゃんの世間めがね』丸善出版、2007年3月。ISBN 978-4-944120-45-1
  • 『人生は学ぶことのみ多かりき』丸善出版、2007年6月。ISBN 978-4-944120-50-5
  • 『素人の見た民事訴訟』丸善出版、2008年12月。ISBN 978-4-944120-53-6
  • 『献血事業の思い出』私家版、2009年12月。
  • 『論談 壇論』私家版、2010年4月。
  • 『セカンドオピニオン・クリニックー理論と実践ー』丸善出版、2010年10月。ISBN 978-4-944120-57-4
  • 『安全と安心の社会科学』丸善出版、2011年3月。ISBN 978-4-944120-58-1
  • 霜山龍志 『東日本大震災と福島原発事故』丸善出版、2011年5月。ISBN 978-4-944120-59-8
  • 霜山龍志 『最新版 輸血と献血のすべて』丸善出版、2012年1月。ISBN 978-4-944120-61-1
共著
  • 吉原なみ子ほか 『専門医が語るエイズの知識』 オーム社、2000年3月。ISBN 978-4274024313
  • 関口定美ほか 『専門医が語る輸血の知識』 オーム社、1998年11月。ISBN 978-4274023811
  • 関口定美 『今日の輸血』 北海道大学図書刊行会、1997年12月。ISBN 978-4832972414
  • 関口定美ほか 『輸血ハンドブック』医学書院、2000年3月。ISBN 978-4-260-24376-6
  • 浅井隆善ほか 『輸血学 理論と展望』北海道大学図書刊行会、2000年6月。ISBN 978-4832998810
  • 霜山龍志ほか 『輸血ハンドブック 第2版』医学書院、2002年8月。ISBN 978-4260244091
  • 折笠道昭ほか 『免疫検査学 第3版』医学書院、2002年3月。ISBN 978-4-260-27451-7
  • 長田広司ほか 『安全で有効な輸血療法』メヂカルフレンド社、2001年3月。ISBN 978-4839210526
訳書
  • Marcela Contreras編、『輸血のABC』 医学書院、2001年8月。ISBN 978-4260244015
  • AABB編、『輸血療法 医師のためのハンドブック』日本赤十字社、1998年10月
講演
  • 「B型肝炎ウイルスについて」札幌医師会 1982年
  • 「C型肝炎抗体検査について」勤医協中央病院 1989年
  • 「C型肝炎について」札幌市立病院 1989年
  • 「C型肝炎検査について」恵佑会札幌病院 1990年
  • 「輸血のインフォームドコンセントについて」福島県輸血懇談会 1991年
  • 「輸血後感染症の動向」東京大学医科学研究所学友会セミナー 2002年
  • 「輸血療法」帯広厚生病院 2003年
  • 「輸血検査について」網走厚生病院 2004年
  • 「輸血の現状と問題点」弘前大学病院 1992年
  • 「輸血の現状と将来」日本麻酔学会総会教育講演 1999年
  • 「献血について」恵庭ロータリークラブ例会 2000年
  • 「献血の意義」ライオンズクラブ研修会 2001年
  • 「献血者問診について」赤十字血液センター 2002年
  • 「生活習慣病について」献血フォーラム 2006年
  • 「医療の現状と問題」札幌ワイズメンズクラブ合同研修会 2008年
  • 「血液型について」ソロプチミスト札幌研修会 2012年
  • 「安全と安心の科学」ロータリークラブ札幌合同研修会 2012年
  • 「血液の話」ワイズメンズクラブ札幌例会 2012年
  • 「健康寿命を延ばすために」札幌市西区健康教室 2012年
  • 「医療安全について」平和R病院講習会 2012年

脚注[編集]

  1. ^ 北海道新聞 2007年5月27日
  2. ^ 「新版・今日の輸血」著者紹介

関連項目[編集]