阿曽布村
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あそぶむら 阿曽布村 | |
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廃止日 | 1950年6月10日 |
廃止理由 |
合併 船津町・袖川村・阿曽布村 → 神岡町 |
現在の自治体 | 飛騨市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 岐阜県 |
郡 | 吉城郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
阿曽布村役場 | |
所在地 | 岐阜県吉城郡阿曽布村 |
座標 | 北緯36度19分40秒 東経137度18分16秒 / 北緯36.32769度 東経137.30444度座標: 北緯36度19分40秒 東経137度18分16秒 / 北緯36.32769度 東経137.30444度 |
ウィキプロジェクト |
現在の飛騨市の一部であり、旧神岡町域東部および南部に該当する。村の北部は跡津川支流の打保谷川沿いの集落、村の南部は高原川沿いの集落で構成され、北は富山県に接する。神岡鉱山の主力坑の一つである栃洞鉱山が存在し、鉱山の村として栄えた。
歴史
[編集]- 江戸時代末期、この地域は飛騨国吉城郡高原郷の一部であり、天領であった。
- 1871年(明治4年) - 廃藩置県により、飛騨国一円は筑摩県となる。
- 1875年(明治8年)7月1日 - 高原郷が下高原郷と上高原郷(後の上宝村域、現高山市上宝町・奥飛騨温泉郷に相当)とに分立。そのうち下高原郷49か村が合併し神岡村が成立。
- 1876年(明治9年)8月20日 - 筑摩県から岐阜県に移行。
- 1889年(明治22年)7月1日 - 神岡村を3分割し、町村制施行により船津町・袖川村とともに阿曽布村が成立。阿曽布村は旧下高原郷のうち釜崎・吉田・東雲・小萱・丸山・野首・阿曽保・数河・石神・麻生野・殿・和佐保・伊西・森茂・岩井谷・下之本・瀬戸・和佐府・打保の19か村の地域からなる。旧村名を継承した計19大字を編成。
- 1950年(昭和25年)6月10日 - 船津町・袖川村と合併し神岡町が発足、阿曽布村廃止。
教育
[編集]- 阿曽布村立森茂小中学校(後の神岡町立森茂小中学校)
- 阿曽布村立下之本小中学校(後の神岡町立下之本小中学校)
- 阿曽布村立吉田小学校(後の神岡町立吉田小学校)
- 阿曽布村立麻生野小学校(後の神岡町立麻生野小学校。)
- 私立神岡第一小学校(神岡鉱山を運営していた三井組が1896年に開設した私立神岡小学校が前身。1953年に神岡町に移管し神岡町立栃洞小学校)
- 私立神岡第一中学校(神岡鉱山を運営していた三井組が1947年に開設した私立中学校。1953年に神岡町に移管し神岡町立栃洞中学校。)
交通機関
[編集]鉱業
[編集]- 神岡鉱山の主力の一つである栃洞鉱山が存在していた。その他、幾つか支抗(下之本鉱山、吉城鉱山、岩井谷鉱山など)が存在したが、昭和30年代に廃止されている。
神社・仏閣
[編集]- 鉱山四柱神社(神岡鉱山神社)[1]
- 金山神社
- 麻生野神社
脚注
[編集]- ^ かつて栃洞鉱山のある二十五山に存在した神社。2005年3月に宗教法人神岡鉱山神社が解散し廃止。