重房
表示
重房(しげふさ、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
[編集]柳斎重春の門人。『浮世絵師伝』は作画期を天保の頃とするが、文政13年(1830年)に描かれた役者絵1枚が作として知られている。
作品
[編集]- 「寺岡平右衛門・市川白猿」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※「御荷物をかついて来りと花見哉 市川白猿」の句と「重春門人重房画」の落款あり。文政13年3月、大坂角の芝居『仮名手本忠臣蔵』より
参考文献
[編集]- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。88コマ目。
- 『上方役者絵集成』(第3巻) 財団法人阪急学園池田文庫、2001年