過剰歯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

過剰歯(かじょうし) とは、歯種によって決まっている数以上に存在するのことである。女性よりも男性に多い。欠損歯より数は少ない。

最も多いのは、上顎の正中にできる正中過剰歯であるが、この他も、これまでの進化の過程にて失われてきた歯ができることが多い。大きさ(多くの場合他の歯より明らかに小さい)や形態等から見た目で過剰歯とわかるものが一般的だが稀に普通の歯とほぼ同じ大きさや形態を持ちどれが過剰歯かわからないこともある。

曲がって萌出したり他の歯を圧迫するなどして歯並びを悪くする原因となることが多くこの場合には抜歯の対象となる。しかし正常に萌出して他の歯への悪影響も無い場合はそのまま問題なく使える歯になる。口腔内に萌出せずに歯肉顎骨内にとどまることもあるがたとえ萌出しなくても既存の歯の根に影響を与えることもありこのような場合は抜歯が必要になる。ただし骨内に留まっている場合抜歯は難しいものになる傾向にある。

種類[編集]

過去に存在しその後退化した歯の名残[編集]

  • 正中過剰歯
    • 左右の中切歯の間に発生する。元来3対あった切歯が2対に減る際に最も前の1対が失われた名残とされる。
  • 第四大臼歯
    • 第三大臼歯の後ろに発生する。猿人等の古い化石人類には存在していた歯のため、これが退化して失われた名残とされる。

それ以外[編集]

  • 臼傍歯
    • 大臼歯の外側に発生する。形態としては大臼歯の縮小型。第四大臼歯とは別の存在と考えられている。

他に、通常存在する歯が二重に発生したと思われるものも確認されている。

関連項目[編集]