逝年
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逝年 call boy II | ||
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著者 | 石田衣良 | |
発行日 | 2008年3月26日 | |
発行元 | 集英社 | |
ジャンル | 恋愛小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判 | |
ページ数 | 208 | |
前作 | 娼年 | |
コード | ISBN 978-4-08-771224-7 | |
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『逝年』(せいねん、call boy II )は、石田衣良による日本の恋愛小説。『娼年』の続編で、『小説すばる』(集英社)にて2006年11月号から2007年10月号まで連載された。
前作と共に幸田育子作画で漫画化され、『オフィスユー』(集英社)にて連載された。
続編に『爽年』がある。
あらすじ
[編集]ボーイズクラブが摘発され、オーナーの御堂静香が逮捕されてから1年。静香のスカウトにより娼夫としての才能を見出されたリョウは、残った仲間アズマと静香の娘・咲良と共に密かにクラブを再開し、出所してくる静香を迎える。だが、エイズを発症した静香の余命はわずかだった。
登場人物
[編集]- リョウ(森中 領)
- ボーイズクラブ「ル・クラブ・パッション」のVIP専用娼夫。大学3年生。
- アズマ(平戸 東)
- ボーイズクラブ「ル・クラブ・パッション」のVIP専用娼夫。マゾヒスト。
- メグミ(白崎 恵)
- リョウの大学のゼミの同級生。「ル・クラブ・パッション」のことを警察に密告し壊滅状態に追い込んだ張本人。その後、考えを改め、リョウらの許しを得て新生「ル・クラブ・パッション」のマネージャーとなる。
- 御堂 咲良(みどう さくら)
- 静香の一人娘。生まれつき耳が聞こえず、口もきけない。「ル・クラブ・パッション」の試験官(娼夫としての才能を見極める)。
- アユム(川瀬 歩)
- 新生「ル・クラブ・パッション」の娼夫。新宿二丁目のバーでバーテンダーとして働いていたところをリョウにスカウトされる。性同一性障害者で、性別適合手術費用を貯めている。
- 御堂 静香(みどう しずか)
- ボーイズクラブ「ル・クラブ・パッション」の元オーナー。摘発され、八王子医療刑務所に収監される。HIVポジティブで、服役中にエイズを発症し、耐性ウイルスができたため余命数か月。
書誌情報
[編集]- 石田衣良 『逝年』
- 単行本:2008年3月26日発売、集英社、ISBN 978-4-08-771224-7
- 文庫本:2011年5月20日発売、集英社文庫、ISBN 978-4-08-746695-9
- 石田衣良、幸田育子 『逝年』 〈創美社発行 オフィスユーコミックス〉 全2巻
- 2008年10月17日発売、ISBN 978-4-420-15161-0
- 2009年ISBN 978-4-420-15170-2 1月19日発売、
出典
[編集]- 石田衣良 『逝年』集英社〈集英社文庫〉