車輪銀河

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車輪銀河[1]
Sig06-005.jpg
右上が車輪銀河。昔、中央部を左下の小さな銀河が通過した。(色は調整してある。)
観測データ (J2000 元期)
星座 ちょうこくしつ座
赤経 00h 37m 41.1s[2]
赤緯 -33° 42′ 59″[2]
赤方偏移 9050 ± 3 km/s[2]
距離 500 百万光年[3]
タイプ S pec (Ring)[2]
角直径 (V) 1′.1 × 0″.9[2]
等級 (V) 15.2[2]
大きな特徴 中央の円模様
別名
MCG-06-02-022a,[2] PGC 2248[2]
銀河銀河の一覧も参照

車輪銀河: Cartwheel Galaxy、別名ESO 350-40)はレンズ状銀河の一つ。ちょうこくしつ座方向の5億光年先にある。直径約15万光年。中央に小さな銀河が通過した跡が残っている。

特徴[編集]

元々はごく普通の銀河であったが、近くの銀河が中央部に衝突したため、新たな恒星が次々と誕生して明るい模様ができた[4]。ただし、銀河を構成する恒星の密度は非常に小さいため、銀河同士が衝突しても星の衝突が起こることはめったにない。恒星間を漂うガスが衝突して巨大なエネルギーが生まれ、恒星の誕生につながったものである[5]

車輪銀河は衝突によって楕円形にひずんでいる。銀河同士の衝突でひずみが発生することは、コンピュータシミュレーションでも確認されている[6]

銀河衝突 (collision between two galaxiesの正面方向からみた写真。NASAハッブル宇宙望遠鏡撮影。この写真の色は実際のものである。


外部リンク[編集]

出典、注釈[編集]

  1. ^ 沼澤茂美・脇屋奈々代『星座の事典』ナツメ社 2007年。ISBN 978-4-8163-4364-3
  2. ^ a b c d e f g h NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for Cartwheel Galaxy. 2006年11月25日閲覧。
  3. ^ NASA
  4. ^ 岐阜市科学館 車輪銀河
  5. ^ 西浦慎悟 宇宙と地球と災害(PDF)
  6. ^ 玉川徹 宇宙の不思議 科学のフロンティア(PDF)