三代格式

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三代格式(さんだいきゃくしき)とは、平安時代に編纂された弘仁格式貞観格式延喜格式の三つの格式(律令の補助法令・いわゆる取説)の総称である。

概要[編集]

弘仁貞観延喜とは、それぞれの格式が編纂された年代の元号であるが、実際に完成し施行された年代の元号とは、ずれが生じることもある。

三代格式[編集]

弘仁格式[編集]

嵯峨天皇藤原冬嗣に編纂させた。

  • 弘仁格
    701年大宝元年)から819年(弘仁10年)までの格を編纂。一部現存。
  • 弘仁式
    701年(大宝元年)から819年(弘仁10年)までの式を編纂。一部現存。

貞観格式[編集]

清和天皇藤原氏宗に編纂させた。

延喜格式[編集]

醍醐天皇藤原時平に編纂させた。

参考文献[編集]

  • 日本史用語研究会『必携日本史用語』(4訂版)実教出版(原著2009-2-2)。ISBN 978-4-407-31659-9 

関連項目[編集]