貝本宣広

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貝本 宣広(かいもと のぶひろ、1971年6月7日 - )は千葉県館山市出身のカヌー選手、ラフティング選手。元フリースタイルカヤック日本代表(1995年 - 2006年)。2017年世界ラフティング選手権マスターズ男子チーム総合優勝[1]

JRCAカヌーインストラクターおよび社団法人ラフティング協会の認定マスターガイドでリバーレスキューベーシック実技講師をつとめる。カヤックでの国内初降下の川もあり、海外大会への日本人として初参戦もある。株式会社リバーランプラス所属のパドラー。趣味は登山とスノーボードと釣り。スノーボードはJSBAの1級合格。

略歴[編集]

20歳でカヤックインストラクターになり、カヌー競技に参加。以降、スラローム競技、フリースタイル競技に出場。94年 NHK杯スラローム大会に出場、95年フリースタイル世界大会出場。97年のフリースタイル世界選手権で9位(最終12位)となる。2000年グレード5の激流で行われるラフティング競技世界大会キャメル・ホワイトウォーターチャレンジ(チリ・フタルフ川)にカヤック種目で参戦し9位となる。[2]2012年社団法人ラフティング協会主催のマスターガイドセレクションで上位6人に選ばれマスターガイドになる。2013年レースラフティングチーム「ラピットマスターズ」に参加し、同年に行われたレースラフティング世界選手権、第一回マスターズカテゴリーで3位になる。2014年同チームでレースラフティング世界選手権・インドネシア大会に参戦し惨敗。2015年 マスターズカテゴリーでの優勝を狙ったR4マスターズを結成、同年11月に行われた世界選手権 UAE大会に参戦 スプリント3位、H2H3位となる。2017年 マスターズカテゴリーで総合優勝。[1]その記録は同年同じ大会の一般男子よりも早くカテゴリー外を含んでも最速での優勝となる。

主な成績[編集]

  • フリースタイルカヤック
    • 1995 - 2006 フリースタイル日本代表
      • 2003年 フリースタイルカヤックサーキット年間 男子K−1 3位 C-1 7位(日本代表権取得)[3]
    • 2001世界選手権 18位(日本男子K-1最高位)
    • 1997世界選手権 18位(日本男子K-1最高位)
    • 95、97、98、99、00、K-1/フリースタイル全日本ランキング1位
    • 98、99、00 フリースタイル日本選手権連覇
    • 2004年 プレ世界選手権 2位
    • 日本サーキット 最多勝利 優勝22回
    • 2015年4月19日平成27年度日本カヌーフリースタイル選手権大会 14位
  • ダウンリバーレース
    • 1999キャメルカップ・ダウンリバーレース 9位(世界ランク 9位)[2]
  • カヌースラローム
    • 1995NHK杯出場 スラローム 8位
    • 1998国体埼玉代表 スラローム
    • 2013国体高知代表 スラローム
  • レースラフティング
    • 2013レースラフト日本代表(左前)
    • 2013.11 レースラフティング世界選手権R6 ニュージーランド大会 総合3位(左前)
    • 2015.10 レースラフティング世界選手権R6 インドネシア大会 総合5位(左前)
    • 2016.11 レースラフティング世界選手権R4 UAE大会 総合5位(左後)
    • 2016.6 レースラフティング プレ世界選手権R6 日本大会 総合優勝(左後)
    • 2017.10 レースラフティング 世界選手権R6 総合優勝(左中)[1]

資格[編集]

  • 社団法人ラフティング協会 マスターガイド
  • 社団法人日本レクレーションカヌー協会 インストラクター
  • 社団法人ノルデックウォーキング協会 マスターガイド

執筆活動[編集]

雑誌プレーボーティングJPにて「ホワイトウォーターダイアリー」を10年連載。

脚注[編集]

  1. ^ a b c “ラフティング世界選手権 高知県大豊町の貝本さん総合優勝”. 高知新聞 (高知新聞社). (2017年10月11日). https://www.47news.jp/566818.html 2019年2月9日閲覧。 
  2. ^ a b 2000 CAMEL WHITEWATER CHALLENGE Result”. INTERNATIONAL RAFTING FEDERATION. 2019年2月9日閲覧。
  3. ^ カヌージャーナル. (株)海山堂. (2004年2月10日) 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]