西村ユミ

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西村 ユミ(にしむら ゆみ、1968年 - ) は、日本看護学者東京都立大学健康福祉学部教授、日本学術会議会員。日本医学哲学・倫理学会学会賞受賞。

人物・経歴[編集]

愛知県半田市出身。愛知県立半田高等学校を経て、1991年日本赤十字看護大学看護学部卒業[1][2][3]。1993年日本赤十字看護大学看護学部助手[2]。1997年女子栄養大学大学院栄養学研究科保健学専攻修士課程修了[1]修士(保健学)[2]。2000年日本赤十字看護大学大学院看護学研究科博士後期課程修了[1]博士(看護学)[4]

日本赤十字看護大学講師、静岡県立大学看護学部助教授を経て[5][2]、2006年大阪大学コミュニケーションデザイン・センター臨床部門助教授、2007年同准教授[1]。2012年首都大学東京健康福祉学部教授[2]。2017年日本医学哲学・倫理学会学会賞受賞。2020年東京都立大学健康福祉学部教授[6]日本学術会議会員[7]。2023年日本看護科学学会副理事長[2]。専門は成人看護学[6]現象学的看護学[8]

著作[編集]

  • 『語りかける身体 : 看護ケアの現象学』ゆみる出版 2001年
  • 『交流する身体 : 〈ケア〉を捉えなおす〉日本放送出版協会 2007年
  • 『認知症ケアの創造 : その人らしさの看護へ』(阿保順子, 池田光穂編著, 西川勝と共著)雲母書房 2010年
  • 『"生きるからだ"に向き合う : 身体論的看護の試み』(佐藤登美と共編著)へるす出版 2014年
  • 『看護師たちの現象学 : 協働実践の現場から』青土社 2014年
  • 『現象学的看護研究 : 理論と分析の実際』(松葉祥一と共編)医学書院 2014年
  • 『看護実践の語り : 言葉にならない営みを言葉にする』新曜社 2016年
  • 『ケアの実践とは何か : 現象学からの質的研究アプローチ』(榊原哲也と共編著)ナカニシヤ出版 2017年
  • 『遺伝学の知識と病いの語り : 遺伝性疾患をこえて生きる』(前田泰樹と共著)ナカニシヤ出版 2018年
  • 『看護の経験を意味づける対話をめぐる現象学』日本看護協会出版会 2018年
  • 『急性期病院のエスノグラフィー : 協働実践としての看護』(前田泰樹と共著)新曜社 2020年
  • 『現代看護理論 : 一人ひとりの看護理論のために』(山川みやえと共編)新曜社 2021年
  • 『医療とケアの現象学 : 当事者の経験に迫る質的研究アプローチ』(榊原哲也と共編)ナカニシヤ出版 2023年

脚注[編集]