葛飾北為
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葛飾 北為(かつしか ほくい、生没年不詳)とは、江戸時代後期から明治時代の浮世絵師。
来歴
[編集]葛飾北斎の門人。姓は深尾、名は不詳。白山人と号す。明治26年(1893年)頃、深川に住んだという。作画期は天保(1830年-1844年)から明治(1868年-1912年)の間で、作域も広く錦絵の他に版本の挿絵、肉筆画や千代紙の下絵まで描いている。明治20年代に没したといわれる。弘化3年(1846年)刊行の『絵本柳樽』一冊、同年刊行の『菊のすかたみ』一冊(万亭応賀著)、慶応2年(1866年)刊行の往来物『延寿古状揃大成』一冊などの挿絵を手がけた。
作品
[編集]- 「東にしき絵由来」 大判3枚続 錦絵
- 「日蓮上人御一代 七面大明神ゆらひ」 横大判
- 「福原殿舎怪異之図」 大判3枚続 錦絵 大英博物館所蔵 安政
参考文献
[編集]- 『増訂浮世絵』- 藤懸静也(1946年、雄山閣)→近代デジタルライブラリー※241頁