葛城家 (伯爵家)

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葛城家
家祖 葛城茂麿
山階宮菊麿王第5王子)
種別 華族伯爵
主な根拠地 渋谷区
凡例 / Category:日本の氏族

葛城家(かつらぎけ[1])は、山階宮菊麿王の第五王子で臣籍降下した葛城茂麿が創設した華族伯爵[1]

歴史[編集]

山階宮菊麿王の第五王子茂麿は、昭和4年12月に請願に依り、臣籍降下して葛城の家名を賜り[2]、12月24日に華族伯爵に列せられた[3]。初代茂麿は陸軍中佐まで昇進した陸軍軍人だった[2]。夫人は細川護立侯爵の娘敏子[4]。葛城伯爵家の住居は東京市渋谷区上通四丁目にあった[4]

昭和22年1月10日に茂麿が死去した後、長男茂久(昭和9年9月7日生)が継いだが、子供はなく、茂麿の次男茂敬(昭和11年5月11日)が養子に入った。茂敬の夫人は伊達宗彰侯爵の娘素子、子供に宏彦(昭和46年5月9日生)と郁子(昭和48年2月18日生)がある[2]

平成前期の葛城家の住居は東京都渋谷区富ヶ谷[2]

系図[編集]

実線は実子、点線(縦)は養子。系図は『平成新修旧華族家系大成 上巻』に準拠[2]
葛城茂麿[† 1]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
茂久
 
茂敬[† 2]
 
由子伸子
 
 
 
茂敬
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
宏彦
 
郁子
 

系譜注[編集]

  1. ^ 山階宮菊麿王の第5王子。
  2. ^ 兄茂久の養子。

脚注[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 上巻』霞会館、1996年(平成8年)。ISBN 978-4642036702 
  • 華族大鑑刊行会『華族大鑑』日本図書センター〈日本人物誌叢書7〉、1990年(平成2年)。ISBN 978-4820540342 
  • 小田部雄次『華族 近代日本貴族の虚像と実像』中央公論新社中公新書1836〉、2006年(平成18年)。ISBN 978-4121018366 
  • 森岡浩『日本名門・名家大辞典』東京堂出版、2012年(平成24年)。ISBN 978-4490108217