荒砥沢ダム
Appearance
荒砥沢ダム | |
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左岸所在地 | 宮城県栗原市栗駒文字深山岳 |
位置 | |
河川 | 北上川水系二迫川 |
ダム湖 | 藍染湖(あいぜんこ) |
ダム諸元 | |
ダム型式 | ロックフィルダム |
堤高 | 74.4 m |
堤頂長 | 413.7 m |
堤体積 | 3,048,000 m3 |
流域面積 | 20.4 km2 |
湛水面積 | 76 ha |
総貯水容量 | 14,130,000 m3 |
有効貯水容量 | 13,510,000 m3 |
利用目的 | かんがい・洪水調節 |
事業主体 | 農林水産省東北農政局 |
電気事業者 | 迫川上流土地改良区(小水力発電事業) |
発電所名 (認可出力) | 1,000kW |
施工業者 | 鹿島建設・大林組・西松建設 |
着手年 / 竣工年 | 1974年 / 1998年 |
出典 | [1] |
荒砥沢ダム(あらとざわダム)は、宮城県栗原市、一級河川・北上川水系二迫川に建設されたダムである。
農林水産省東北農政局が造成し、宮城県「栗原地方ダム総合事務所」が管理する堤高74.4mのロックフィルダムで迫川支流の二迫川のかんがいと治水を主目的とした多目的ダムであり、ダムによって形成された人造湖は藍染湖(あいぜんこ)と命名された。
沿革
[edit]→詳細は「北上特定地域総合開発計画」を参照
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(参考出典)[2]
地震災害
[edit]→詳細は「岩手・宮城内陸地震 § 被害」を参照
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岩手・宮城内陸地震にて上流で山体崩壊した跡は「荒砥沢ダムの上流崩壊地」として日本の地質百選に選定されている[3]。この地震による山体崩壊によってダム湖において津波が発生したものの、崩落土砂の量がダム貯水容量の1割程度だったことや、梅雨入りを前に貯水量を下げていたこともあって、津波がダムの堤体を越えることはなかった。地震動により堤体の沈下が見られたが直ちにダム本体の安定性、安全性に危険を及ぼすものではなかったものの、推定150万立方メートルの土砂流入による貯水容量の減少や取水設備の損傷により、利水・治水機能の低下が見られた。このため、農林水産省東北農政局は、直轄災害復旧事業により地すべり土塊の安定性・安全性を失わない範囲での流入土砂撤去と土砂撤去ができない不足容量分を補う施設としてダム下流の栗原市沖富地内に約56万立方メートルの代替調整池を造成した。流入土砂の撤去工事、代替調整池の造成工事中の平成23年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生したが、いずれも大事には至らず、平成23年度中に災害復旧工事は完了している。
藍染湖
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脚注
[edit]- ^ 事業主体については「栗原地方ダム総合事務所の概要」7ページ、発電所名については「荒砥沢ダムの紹介」その他については「ダム便覧」による(2012年6月10日閲覧)。
- ^ 荒砥沢ダムの紹介[リンク切れ] - 栗原地方ダム総合事務所[リンク切れ] - 宮城県
- ^ 2008年岩手・宮城内陸地震によって発生した荒砥沢ダム上流部の地すべり調査報告[リンク切れ] - 日本の地質百選[リンク切れ]
参考文献
[edit]- 宮城県栗原地方ダム総合事務所「栗原地方ダム総合事務所の概要」2011年。
関連項目
[edit]- ダム
- 日本のダム - 日本のダム一覧
- ロックフィルダム - 日本のロックフィルダム一覧
- 多目的ダム - 日本の多目的ダム一覧
- 農林水産省直轄ダム - 都道府県営ダム
- 河川総合開発事業 - 北上特定地域総合開発計画
- 人造湖 - 日本の人造湖一覧
- 日本の地質百選
- 栗原市
- 花山ダム - 小田ダム - 栗駒ダム