芳升
芳升(よします、生没年不詳)とは、江戸時代から明治時代にかけての大坂の浮世絵師。
来歴[編集]
『浮世絵師伝』によれば一鶯斎芳梅の門人、大坂の人で歌川を称したという。作画期は安政から明治の頃にかけてとされるが、作は万延元年(1860年)に描かれた役者絵が1枚知られるのみである。
作品[編集]
- 「神谷伊右衛門・中村翫雀 佐藤与も七・嵐りかく 直助権兵衛・中村雀右衛門」 中判錦絵 ※万延元年8月、大西芝居の『東街道四谷怪談』より
参考文献[編集]
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。153コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※132頁