花ノ山春治

花ノ山春治（はなのやましゅんじ、1894年 - 1924年 1月1日）は、峰崎部屋、片男波部屋に所属した元力士。最高位は西十両5枚目。

経歴

1910年5月場所初土俵^[1]、1917年1月場所新十両。十両を5場所務めたが1919年5月場所には幕下に陥落した。

心機一転、磐城嶽と改名したものの、番付は下がる一方で三段目3枚目まで陥落したが、ここから好成績を続け1923年1月場所には十両に復帰した。史上初の三段目から十両に返り咲いた力士である。

なおこの間、1922年に師匠の死に伴い、峰崎部屋から三杦磯善七らとともに片男波部屋に移籍した。しかし新入幕をうかがったのも束の間、1924年の元旦に急死する悲劇に見舞われた。1924年1月場所の番付には西十両13枚目に名前が残っているが、死跡となった。満29歳没。

場所別成績

**花ノ山春治**
	春場所	夏場所
1910年（明治43年）	x	（前相撲）
1911年（明治44年）	西序ノ口5枚目 –	東序二段80枚目 –
1912年（明治45年）	西序二段32枚目 –	東三段目76枚目 –
1913年（大正2年）	東三段目14枚目 –	東三段目12枚目 –
1914年（大正3年）	東幕下55枚目 –	東幕下44枚目 –
1915年（大正4年）	東幕下14枚目 1–2–2	東幕下28枚目 –
1916年（大正5年）	西幕下11枚目 2–2 1預	西幕下10枚目 4–1
1917年（大正6年）	東十両9枚目 3–3	西十両5枚目 1–4
1918年（大正7年）	西十両15枚目 2–2	西十両15枚目 2–1
1919年（大正8年）	東十両8枚目 1–3 1預	西幕下2枚目 1–4
1920年（大正9年）	西幕下11枚目 3–2	東幕下7枚目 1–4
1921年（大正10年）	東幕下24枚目 –	東三段目3枚目 –
1922年（大正11年）	西幕下29枚目 –	西幕下13枚目 4–1
1923年（大正12年）	東十両9枚目 6–3 1預	東十両6枚目 2–4
1924年（大正13年）	西十両13枚目引退 ––^[2]	x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。優勝引退休場十両幕下三賞：敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞その他：★=金星番付階級：幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口幕内序列：横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭（「#数字」は各位内の序列）

花ノ山春治（はなのやましゅんじ） - 1911年2月場所 - 1919年5月場所
磐城嶽谷之介（いわきだけたにのすけ） - 1920年1月場所 - 1921年5月場所
花ノ山春治（はなのやましゅんじ） - 1922年1月場所 - 1924年1月場所
- 「春治」の幕下以下での実物番付での表記は「春二」。また「春次」と書かれた場所もある。