脂肪壊死症

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脂肪壊死症(しぼうえししょう、fat necrosis)とは腹腔骨盤腔内の脂肪細胞が変性壊死して、硬い腫瘤状の塊を形成し、これが腸管生殖器を圧迫することにより障害を示す疾病。日本では黒毛和種に多く認められる。原因としてある種のカビに汚染された牧草の摂取、膵臓の障害などが考えられている。症状は腸管の閉塞や通過障害、流産などである。種々の治療が試みられているが、確定的な治療法はない。本疾病の病因であるリパーゼによる脂肪の変性による壊死は脂肪壊死と呼ばれ、ウシ以外ではイヌネコブタ膵炎に続発して観察される。脂肪壊死は壊死の形態を意味する用語であり、疾病そのものを示す用語ではない。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 日本獣医病理学会編集 『動物病理学総論 第2版』 文永堂出版 2001年 ISBN 4830031832
  • 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(大動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006