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胡友平

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胡 友平(こ ゆうへい、フー・ヨウピン、英語: Hu Youping1969年7月 - 2024年6月26日)は、中華人民共和国江蘇省蘇州市バス乗務員である。

蘇州バス襲撃事件[編集]

2024年6月24日16時頃、蘇州高新園区の塔園路新地中心バス停で、蘇州日本人学校スクールバスを待っていた日本人の母子が、突然ナイフを持った暴漢の襲撃を受けた。その際、乗務員として勤務していた胡が犯行を止めようとしたが、複数回刺され重傷を負い、病院に搬送されるも26日に死亡が確認された[1]。胡が身を挺して犯行を阻止したため、暴漢がスクールバス内に侵入できず、日本人学校児童への被害拡大を防いだと言われている。

2024年6月27日、蘇州市政府は胡に「勇気を持って正しい行いをした模範」の称号を贈ると決めた[2]

2024年6月28日、在中国日本大使館では胡に哀悼の意を表し、半旗を掲げた[3]

脚注[編集]

  1. ^ 河北彬光 (2024年6月28日). "子どもを守った中国人女性・胡友平さん亡くなる蘇州の日本人母子切りつけ日本大使館は半旗を掲揚". 東京新聞 TOKYO Web. 中日新聞社. 2024年6月28日閲覧
  2. ^ “蘇州のバス襲撃事件、重体の中国人女性が死亡 日本人母子かばったか”. asahi.com. (2024年6月28日). https://www.asahi.com/articles/ASS6X0F83S6XUHBI00CM.html 2024年6月28日閲覧。 
  3. ^ Sina Visitor System”. passport.weibo.com. 2024年6月28日閲覧。