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美少女着ぐるみ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コミックマーケット77にて

美少女着ぐるみ(びしょうじょきぐるみ)は、マスクとキャラクターの衣装を用いてアニメ漫画のキャラクターを表現するコスプレの一種。海外では「Animegao-Kigurumi(アニメ顔着ぐるみ)」「Kigurumi」の通称も存在する[1]

概要[編集]

ドキドキ!プリキュアのキャラクターショー用着ぐるみ(第26回東京国際映画祭

キャラクターショーで用いられる人型キャラクターの着ぐるみの構造を元にし、キャラクターの頭部を再現したマスク、キャラクターの衣装、素肌を隠すボディスーツを着用する。またかつては愛好者を「ドーラー(Doller)」と呼ぶ場合もあったが、その後球体関節人形を模した着ぐるみの着用者を指す場合が多くなっている。日本で小規模な活動が行われ、2005年ごろから欧米を始めとした海外でも注目されることとなる[2]

通常は女性の人間キャラクターを再現する場合が多いが、男性キャラクターや妖精・ロボットといった人間以外のキャラクター、オリジナルキャラクターを演じる場合もある。

主に「肌タイ」と呼ばれる肌色の全身タイツを主としたボディスーツとマスクを着用することで元のキャラクターの外観を強く再現する事ができ[3][4]、マスクは主にFRPや粘土[2]、または3Dプリンタにより造形され、男女を問わず用いられている[3][4]。一般向けに着ぐるみ制作を代行する業者も存在し[1]、一部のコスプレイヤーは専門の業者からマスクを入手している。

美少女型の着ぐるみ制作を代行する業者は2018年時点で日本国内に6箇所ほど存在するほか、台湾アメリカにも存在し、主要な例としては日本の業者でオリジナルデザインの素体を元にしたウィッグ・瞳パーツのカスタマイズによるマスクを13万円から、また台湾の業者でフルカスタムのマスクを約13.1万円程からの価格で受注しており、代行業者によるマスクの平均的金額は10万円から20万円程となっている[1]

その他の使用[編集]

このような着ぐるみは主にキャラクターショーやコスプレイヤーが用いるが、この他DJの桃知みなみやファッションモデルの橋本ルルが取り入れている他[5][6]、ウェイトレスが着ぐるみを着用する「着ぐるみカフェ」の試みも行われている[7][8]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 地曳はるか, 杉浦一徳『アニメ顔着ぐるみマスク制作マッチングサービスの構築 : マスク受注販売事業「キグルミ屋」の活動を通じて』(修士学位論文. 2018年度メディアデザイン学 第689号論文)慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、2018年https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=KO40001001-00002018-0689 
  2. ^ a b Vidani, Peter. “Animegao FAQ” (英語). animegao.tumblr.com. 2017年7月10日閲覧。
  3. ^ a b Lunair, Iliana (2020年1月12日). “Ausstellung in Tokyo entführt in die Welt der Kigurumi-Masken” (German). Sumikai. https://sumikai.com/nachrichten-aus-japan/lifestyle/ausstellung-in-tokyo-entfuehrt-in-die-welt-der-kigurumi-masken-265519/ 2020年6月18日閲覧。 
  4. ^ a b “Hyokkame Solo Exhibition: Discover The Surreal and Kawaii World of Artistic Kigurumi Masks”. grape. (2020年1月11日). https://grapee.jp/en/129757 2020年6月18日閲覧。 
  5. ^ https://www.chicagotribune.com/entertainment/museums/ct-ent-laurie-simmons-photos-mca-0228-story.html
  6. ^ https://www.reuters.com/article/us-japan-dollmodel/meet-lulu-hashimoto-the-living-doll-fashion-model-idUSKCN1B40QH
  7. ^ “Garçonetes usam cabeças gigantes de pelúcia em bar no Japão”. Galileu (Editora Globo S/A). (2012年11月2日). http://revistagalileu.globo.com/Revista/Common/0,,EMI322898-17770,00-GARCONETES+USAM+CABECAS+GIGANTES+DE+PELUCIA+EM+BAR+NO+JAPAO.html 2019年4月3日閲覧。 
  8. ^ 秋葉原に「美少女着ぐるみカフェ」-2.5次元少女が身振り手振りで意思疎通 - アキバ経済新聞 2010年2月2日

関連項目[編集]