福原俊一

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福原 俊一(ふくはら しゅんいち)は、日本の医学者臨床研究QOL 研究、アウトカム研究など)。京都大学大学院医学研究科 社会健康医療系専攻 医療疫学分野 教授京都大学医学部附属病院 臨床研究教育・研修部 部長、福島県立医科大学 副学長。米国内科学会(American College of Physicians:ACP) 専門医、マスター(MACP:最上級の会員称号)[1]。2015年 第7回世界医学サミット(World Health Summit)本会議(ベルリン)でpresidentを務める[2]。 国際QOL学会 理事、中医協 医療技術評価委員、日本医学会 加盟検討委員等を歴任。現在、日本プライマリ・ケア連合学会 理事、ACP日本支部副支部 理事。2016年に発足した日本臨床疫学会[3]の初代理事長に就任。

経歴[編集]

北海道生まれ、育ち。

1980-1983年、北海道大学医学部卒業後、大学の医局に属さず、米国で内科医としてのトレーニングを受け、米国内科学会専門医を取得。

1983-1989年、東京都内の国立病院で循環器内科の診療に従事。

1989年、ハーバード大学にて、臨床研究に特化した集中プログラムで修練。

1991-2000年、東京大学医学部 講師。内科や臨床研究の教育・研究の傍ら、QOLという新しい研究領域に取り組む(国際QOL学会理事を歴任)。

2000年、京都大学医学部と東京大学医学部の教授に同時就任。(東京大学は2002年まで)

2012年10月、福島県立医科大学 副学長を兼務し、県外からの医師確保、健康長寿事業を進めている。2013年6月に開始した「臨床研究フェローシップ」[4]、2015年4月に開設した福島医大の寄附講座「白河総合診療アカデミー」は、医師不足に悩む全国の自治体や病院から新しいモデルとして注目されている[5]

2015年11月、第7回世界医学サミット(World Health Summit)京都会合および本会議(ベルリン)でpresidentを務めた。また、WHS京都会合のトピックスを自ら編集代表者となりまとめた書籍『医療レジリエンス:医学アカデミアの社会的責任』(医学書院)が2015年に刊行された。

2016年、京都大学医学部附属病院 臨床研究教育・研修部 部長を兼務し、京大病院、関係病院、さらに全国の医療者に向けた臨床研究のオンラインプログラム「CLiP Extension」[6]を開講した。

2016年、クリニカル・マインドとリサーチ・マインドを有する医療者によるデータベース研究などの進行と人材育成を目指す日本臨床疫学会を有志とともに立ち上げ、初代理事長に就任。

略歴[編集]

  • 1979年 : 北海道大学医学部医学科 卒業
  • 1979年 : 横須賀米海軍病院 インターン
  • 1990年 : ハーバード大学医学大学院臨床疫学部門 客員研究員
  • 1992年 : ハーバード大学医学大学院修士課程修了(MSc)
  • 1992年 : 東京大学医学部 講師
  • 2000年 : 京都大学大学院医学研究科 教授
  • 2000年 - 2002年 : 東京大学 教授併任
  • 2012年 : 福島県立医科大学副学長、臨床研究イノベーションセンター センター長(兼務)
  • 2013年 : 京都大学大学院医学研究科 副研究科長
  • 2013年 : 京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 専攻長
  • 2016年 : 京都大学医学部附属病院 総合臨床教育・研修センター 臨床研究教育・研修部 部長(兼務)
  • 2016年 : 一般社団法人 日本臨床疫学会 初代代表理事

現在に至る[7]

教育者として[編集]

日本発臨床研究の推進と人材育成に尽力。2000年に京都大学に設置されたSchool of Public Health医療疫学分野の教授に就任以来、約60名の大学院生を輩出し(教授6名、准教授12名を含む)、350編以上の英文原著論文が査読付き医学雑誌に発信された。また、2005年臨床医に特化した1年制の「臨床研究者養成プログラム(MCR)」の開講を主導、現在までプログラムデイレクターを努める[8]。学外においても、2004年より「臨床研究デザイン塾」 を提供し[9]、これまで数多くの修了生を輩出した。その経緯と成果を書籍 “Enhancing the Professional Culture of Academic Health Science Centers: Creating and Sustaining Research Communities” (Radcliffe Pub.)の6章に執筆した[10]

書籍[編集]

単著[編集]

  • 『臨床研究の道標 7つのステップで学ぶ研究デザイン』 健康医療評価研究機構、2013年[11]
  • 『リサーチ・クエスチョンの作り方』 健康医療評価研究機構、2008年[12]

共著[編集]

  • 『誰も教えてくれなかったQOL活用法―測定結果を研究・診療・政策につなげる SF‐36活用編』 健康医療評価研究機構、2009年、竹上未紗との共著
  • 『誰も教えてくれなかった診断学』 医学書院、2008年、野口善令との共著
  • "Enhancing the Professional Culture of Academic Health Science Centers: Creating and Sustaining Research Communities" (Radcliffe Pub.) 6章 2012年

監訳[編集]

  • 『QOL評価学 測定、解析、解釈のすべて』 中山書店、2005年

編集[編集]

  • 『医療レジリエンス: 医学アカデミアの社会的責任』 医学書院、2015年
  • 『DOPPS-透析臨床にもたらしたimpact.』 日本メディカルセンター、2013年
  • 『臨床研究の新しい潮流-医学研究のパラダイム・シフト』 医歯薬出版、2008年

脚注[編集]

  1. ^ American College of Physicians ホームページ https://www.acponline.org/about-acp/awards-masterships-and-competitions/acp-announces-new-masters-and-awardees-for-2015-2016
  2. ^ 京都大学大学院医学研究科ホームページ「World Health Summit 2015開催(於:ドイツ)-京都大学が日本初の会頭」http://www.med.kyoto-u.ac.jp/blog/japan/news/news-prerelease/2015-10-29/
  3. ^ 日本臨床疫学会ホームページhttp://www.clinicalepi.org/
  4. ^ 福島県立医科大学 臨床研究イノベーションセンターホームページ「臨床研究フェローシップとは」http://www.fuji-future.jp/fellowship/
  5. ^ 白河総合診療アカデミーホームページ「白河総合診療アカデミーとは」 http://shirakawa-ac.jp/aboutus
  6. ^ http://www.clip.ac/clipex/
  7. ^ 「リサーチ・クエスチョンの作り方 第3版」p148 著者略歴参照
  8. ^ 京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻 臨床研究者養成コース  http://www.mcrkyoto-u.jp/
  9. ^ 認定NPO法人 健康医療評価研究機構 iHope Internationalホームページ「臨床研究デザイン塾™」 http://www.i-hope.jp/activities/academy/rinshou.html
  10. ^ https://www.amazon.co.jp/Enhancing-Professional-Culture-Academic-Science/dp/1846195233
  11. ^ 認定NPO法人 健康医療評価研究機構 iHope Internationalホームページ「研究の道標(みちしるべ) 7つのステップで学ぶ研究デザイン」http://www.i-hope.jp/others/
  12. ^ 認定NPO法人 健康医療評価研究機構 iHope Internationalホームページ「リサーチ・クエスチョンの作り方」http://www.i-hope.jp/others/rq.html

外部リンク[編集]