福井仁士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

福井 仁士(ふくい まさし、1938年1月 - 2007年12月7日)は、日本の脳神経外科学者九州大学名誉教授。

経歴[編集]

福岡県柳川市に生まれる。福岡県立修猷館高等学校を経て、1962年、九州大学医学部を卒業。九州大学在学中は柔道部に所属し、七帝柔道の名手として知られた。

インターンとして1年間、秋田県の大館公立病院で実地修練の後、1963年、三宅博教授の九州大学医学部第一外科に入局するとともに、九州大学大学院博士課程医学系研究科外科系専攻に進学。1966年10月、医学部附属脳神経病研究施設に外科部門が新設され、当時の第一外科北村勝俊講師が初代教授として就任するのに伴い、将来の道を脳神経外科と定め新設の脳神経外科に移籍。1968年9月、助手となり、1972年4月から1973年4月にかけてドイツに留学しケルンマックス・プランク脳研究所において研究。帰国後、1975年5月、講師となる。

1978年4月、宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)脳神経外科助教授に就任。1980年10月、九州大学医学部附属脳神経病研究施設外科部門助教授に就任し、1986年8月、同教授に就任する。1988年4月から1990年3月、および1996年4月から1998年3月には脳神経病研究施設長を務めている。

2001年3月、定年退官。その後、佐世保共済病院院長に就任する。

著書[編集]

参考文献[編集]