矢野祥
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やの しょう 矢野祥 | |
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生誕 |
1990年10月22日(33歳) アメリカ合衆国 オレゴン州ポートランド |
出身校 | シカゴ大学医学大学院修了 |
職業 | 研修医[1]、ピアニスト、作曲家 |
矢野 祥(やの しょう、Sho Timothy Yano、1990年10月22日 - )は、アメリカ合衆国の医学者。オレゴン州ポートランド出身。
人物
[編集]8歳までギフテッド専門の学校に通うが、飛び級を許可されなかったため、勉強は母親がホームスクーリングをして補った[2][3]。
2000年に9歳にしてイリノイ州シカゴのロヨラ大学(en)に入学。生物学を専攻し、Summa Cum Laude(最優秀賞)を得て卒業。
2003年、13歳でシカゴ大学医学大学院に入学。2012年に修了した[4]。修了後は同大学付属病院にて研修医として勤務する[1]。
13歳当時のインタビューでは、医療関係の研究者や教授職に就きたいと語ったが[5]、医学大学院生時代に病気で苦しむ子供たちと出会った経験から、シカゴ大学医学大学院修了後は小児科医への道に進んだ[2][6]。
家族
[編集]日系の父(矢野桂)と韓国系の母(陳慶恵)を持つ[1][7]。妹の矢野さゆりは、2006年9月に11歳でシカゴのトルーマン大学(en)に入学[7]、13歳で同校を卒業した[2]。
経歴
[編集]- 1990年 オレゴン州ポートランドにて誕生。
- 1995年 小学校に飛び級で入学(4歳)初めてピアノの曲を作曲。
- 1996年 レイク・サイド・スクール(en)に転入。
- 1999年 SAT(大学入試全国統一テスト)で1600点中1500点を記録。
- 2000年 私立ロヨラ大学生物学部に入学。「僕、9歳の大学生」を出版。
- 2003年 ロサンゼルスで開かれた国際ピアノコンペティションに出場。
- 2003年 シカゴ大学医学部大学院(メディカルスクール)に奨学生として入学(13歳)。
- 2009年 シカゴ大学で分子遺伝学と細胞学の博士学位を受ける(18歳10か月)[8]。
- 2012年 シカゴ大学医学大学院を修了。M.D.を取得した[4]。
著書
[編集]- 『僕、9歳の大学生 - 父・母・本人、「常識」との戦い』祥伝社 (2001年) ISBN 4396410166
- 『読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法』 祥伝社 (2013年) ISBN 978-4-396-61455-3 原文は英語で父親が邦訳。
論文
[編集]- A phage-encoded inhibitor of Escherichia coli DNA replication targets the DNA polymerase clamp loader. Yano ST, Rothman-Denes LB. Mol Microbiol. 2011 Mar;79(5):1325-38. doi: 10.1111/j.1365-2958.2010.07526.x. Epub 2011 Jan 18.
- Diaspora, a large family of Ty3-gypsy retrotransposons in Glycine max, is an envelope-less member of an endogenous plant retrovirus lineage. Yano ST, Panbehi B, Das A, Laten HM. BMC Evol Biol. 2005 May 5;5:30.
CM出演
[編集]- J-オイルミルズ「AJINOMOTO 毎日DHA」(食用油)(2004年)
脚注
[編集]- ^ a b c “偏見から守り続けた母の愛 天才少年一家の軌跡”. 日本経済新聞. p. 1. 2012年7月13日閲覧。
- ^ a b c “偏見から守り続けた母の愛 天才少年一家の軌跡”. 日本経済新聞. p. 2. 2012年7月13日閲覧。
- ^ “新エリート主義(5)天才少年、学も芸もアリ(そこまでやるか)”. 日本経済新聞. 2012年7月13日閲覧。
- ^ a b “米名門医大院を最年少卒業=21歳の矢野祥さん-シカゴ”. 時事通信 (2012年6月9日). 2012年7月13日閲覧。
- ^ “アメリカで輝いている人 VOL. 11: 矢野 祥 君 (MR. SHO YANO): 世界最年少の医学大学院生”. アメリカ快適生活サポート おでかけ.US. 2006年5月20日閲覧。
- ^ “偏見から守り続けた母の愛 天才少年一家の軌跡”. 日本経済新聞. p. 3. 2012年7月13日閲覧。
- ^ a b “9歳と10歳の子供を大学に入学させた天才兄妹が話題…米国”. 中央日報日本語版. 2012年7月13日閲覧。
- ^ “10歳で米大学入学 '天才少年'… 19歳で博士取った”. 朝鮮日報 (2009年8月26日). 2009年9月13日閲覧。