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眞杉瑞夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

眞杉 瑞夫(真杉、ますぎ みつお、1946年昭和21年〉5月15日[1] - )は、日本の政治家。元栃木県日光市(1期)。

経歴

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栃木県茂木町に生まれる[2]。生後間もなく日光市に移る[2]栃木県立鹿沼高等学校[1]。大学受験に失敗し、浪人していたが、母から「日光に残ってほしい」と言われ、進学を断念し、1966年日光市役所に入る[1]。市役所では財政課長、収入役などを歴任する[1]

2002年(平成14年)日光市長の齋藤隆男が死去[3]。収入役に就任して間もない眞杉は市長選挙に立候補することを表明[4]。7月の市長選挙で初当選する[5]。在職中に市内の世界遺産に指定された文化財や自然遺産を保護するため、文化財周辺での歩きたばこや市内全域で吸い殻などのポイ捨てを禁止する「日光市環境美化都市条例」を制定[6]、奥日光の湿原(戦場ケ原、小田代原、湯ノ湖、湯川)がラムサール条約に登録された[7]。日光市は平成の大合併により、今市市などと合併し、2006年に新しい日光市が誕生した。合併後の市長選挙には出馬せず、市長を1期限りで務めた。

このほか日光東照宮産子会会長[8]、日光二荒山神社氏子会会長[9]を務める。

脚注

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  1. ^ a b c d 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』489頁。
  2. ^ a b 『下野新聞』2002年7月17日朝刊8面、「日光市長選立候補者の横顔」。
  3. ^ 『下野新聞』2002年6月3日朝刊1面、「斎藤日光市長が死去」。
  4. ^ 『下野新聞』2002年6月9日朝刊1面、「真杉収入役が出馬へ」。
  5. ^ 『地方選挙総覧 <知事・市長・特別区長> 平成篇 1989-2019』88頁。
  6. ^ 東照宮など世界遺産守れ/日光市の禁煙条例スタート|全国ニュース|四国新聞社2003年5月1日2024年8月17日閲覧。
  7. ^ basswave-news2005:ラムサール条約・締約国会議:奥日光登録 注目度上がり、保護・観光に期待 /栃木 2005年11月10日2024年8月17日閲覧。
  8. ^ 日光東照宮で17、18日に春季例大祭 4年ぶりに「流鏑馬」「百物揃千人武者行列」実施へ|県内主要,地域の話題|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞SOON(スーン)|2023/5/142024年8月17日閲覧。
  9. ^ 弥生祭の付祭4年ぶり実施へ 日光二荒山神社で4月|県内主要,地域の話題|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞SOON(スーン)|2023/2/202024年8月17日閲覧。

参考文献

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  • 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツ、2005年。
  • 『地方選挙総覧 <知事・市長・特別区長> 平成篇 1989-2019』日外アソシエーツ、2019年。