白猪の滝

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白猪の滝
所在地 愛媛県東温市河之内
位置 北緯33度45分33.892秒 東経132度58分10.212秒 / 北緯33.75941444度 東経132.96950333度 / 33.75941444; 132.96950333座標: 北緯33度45分33.892秒 東経132度58分10.212秒 / 北緯33.75941444度 東経132.96950333度 / 33.75941444; 132.96950333
落差 96 m
水系 重信川
地図
プロジェクト 地形
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白猪の滝(しらいのたき)は、愛媛県東温市河之内、一級河川重信川の上流ある表川白猪越の渓にかかるで、皿ヶ嶺連峰県立自然公園の中にある。四国八十八景61番に「厳寒の氷像アート」として選定。

概要[編集]

標高約595mまで遊歩道があり、標高約642mから流れ落ちる落差96mの滝を臨める。特に、厳冬期にタイミングが良ければ、氷瀑した神秘的な氷の芸術を容易に見ることが出来る。 白猪の滝まつりが、毎年11月3日(文化の日)に開催される。

当滝下の入口に簡素な覆い屋根のある「壱番紀伊国那智山如意輪観音」の舟型の石仏が祀られ、その右に句碑がある。それは、明治24年8月正岡子規が訪れ「追ひつめ多鶺鴒見えず渓の景」と呼んだ句と明治28年11月3日夏目漱石が訪れ「雲来り雲去る瀑の紅葉可奈」と詠んだ句が同じ石に刻まれている。

ギャラリー[編集]

交通[編集]

  • 松山自動車道川内インターチェンジ」→国道11号線上り線→4km→国道494号線→4km→白猪の滝農村公園無料駐車場
  • 白猪の滝農村公園無料駐車場→徒歩30分→滝下
  • 白猪の滝農村公園無料駐車場→山道1.5km→民間有料駐車場(300円)→徒歩10分→滝下

周辺[編集]

雨滝を上から
雨滝を展望台より
  • 雨滝(あまたき):昔、雨乞いの儀式が行われていた場所と云われ、落差は3mほどであるが薄暗く巨岩の間を流れる様は迫力があり、周りにイスノキの群生(市指定天然記念物)がある。
  • 唐岬の滝(からかいのたき):夏目漱石は白猪の滝を観賞した後、唐岬の滝に行き「瀑(たき)五段一段ごと能もミぢ可奈」と詠んだ。その句碑が国道494号線脇に建てられている。なお、そこから約20分500m山中を歩くと同滝下にたどり着く。県境近くの割石峠の渓谷にあり落差は114m、その国道脇には数台の駐車スペースとトイレがある。
  • 白猪屋酒店:おでん、こんにゃく
  • 瀧乃元 近藤屋:(要予約)蕎麦・食事処、宿泊

外部リンク[編集]