異常者の愛

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異常者の愛
ジャンル サスペンス
漫画
作者 千田大輔
出版社 講談社
掲載サイト マンガボックス
レーベル 講談社コミックス
発表期間 2017年4月3日 - 2018年9月8日
巻数 全6巻
話数 全74話
テンプレート - ノート
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異常者の愛』(いじょうしゃのあい)は、千田大輔によるサスペンス漫画作品。『マンガボックス』にて、2017年4月3日から[1]2018年9月8日まで連載され、単行本は講談社より発売された。

あらすじ[編集]

一之瀬一弥は小学5年生のとき、クラスメイトの三堂三姫に告白されながらも片思い相手の二海二美香の存在から断るが「フミカちゃんがいなかったら私のことを先に好きになってくれた?」というサキの問いに曖昧に答えてしまったことから、サキの手でフミカを殺害されてしまう。

それから6年後、高校2年生になったカズミはクラスメイトの四谷四乃に告白されるが、その直後にサキが再び姿を現し、シノも巻き込んでの凄惨な愛が繰り広げられていく。

登場人物[編集]

一之瀬一弥(いちのせ かずみ)
本作の主人公。
小学5年生の頃、サキに告白された際、フミカへの想いから断るも曖昧に断ったことが災いして、フミカを殺害されてしまう。このトラウマから高校では美術部に所属しながらも6年前のトラウマからグチャグチャな絵を描くようになった。
フミカの死から11年後、大勢の女性に好かれながらも心開かず、全ての元凶であるサキへの復讐を開始。シノたちの凌辱カード奪取のためにもサキと交際した際、身体中に愛の証として、無数の傷を付けられもしたが、最終的には「サキに関わらずに生きて幸せになることが最高の復讐」であると考え、サキと決着を付ける。事件後、警察に出頭し、更生を終えた後、シノと結婚した。
肉親に関しては、母親の存在が最終回で触れられている。
三堂三姫(みどう さき)
本作のヒロイン。
小学3年生のときに消しゴムを拾ってくれたことがきっかけでカズミに恋心を抱くようになり、5年生のときに告白。そのときのカズミの曖昧な答えを曲解し、フミカを殺害する。
フミカ殺害後、児童自立支援施設で育ち、生活態度が良かったことから中3で自宅への帰宅を許されるが、カズミと結ばれるためには手段を選ばず、彼と関係のある女性たちを傷つけ、その光景を映像に収めていく。高校卒業後、母の自殺で記憶を失った後、戸籍書き換えにより、三堂三咲(みどう みさき)を名乗り、母の実家のある東北で幼稚園の先生をしながら平穏な日々を過ごしていたが、復讐のために現れたカズミとの再会で記憶を取り戻す。
カズミと結ばれないことを察した後、留置場において、ペンで頸動脈を傷つけ、部屋中にカズミへの愛を込めた血文字を息絶えるまで書き続け、生前残していたカズミへの手紙は、みらいポストにより、10年後のカズミに届いた。
四谷四乃(よつや しの)
本作のもう1人のヒロイン。
高校受験の日にカズミと出会い、彼の優しさに触れたことから、恋心を抱くが、カズミとの初デート後、サキの手で心身ともに傷を負ってしまい、カズミと破局。事件後、不登校と引きこもりになり中退。1人でいることに激しい恐怖心を抱くようにもなり、外出時に1人になった際にパニックを起こし、階段から転落してしまい、車椅子生活を送るようになる。
車椅子生活から半年後、サキが撮影した凌辱カードをカズミが自身の身と引き換えに取り返してくれたことを知り、勇気を出して、カズミと再会・和解。サキを殺そうとしている最中のカズミを説得しつつ、サキにも立ち向かった。その後、カズミと結婚し、彼の子を宿す。
二海二美香(にいみ ふみか)
カズミの小学校時代のクラスメイト。
クラスの人気者にして、カズミの想い人であり、自身も満更ではなかったが、サキにカッターナイフで頸動脈を切られて殺害されてしまう。
シノ凌辱前にサキの手で骨壺を盗み出されて以降、サキが所持し続けるが、東京に出てきた際に墓に返却された。尚、サキもフミカのことは好いており、「フミカちゃん相手ならカズミのことを諦めても良いかなと思ったこともある」と述べている。
五条五樹(ごじょう いつき)
カズミの高校からの友人。
フミカ殺人事件以降、心に影を落とすようになったカズミの数少ない友人であり、高校では同じ美術部に所属。
サキへの復讐を決意したカズミから「俺とのメールのやり取りで最後に空白を付けなかったら、SOSの合図」であることを教えられていたことから、サキに囚われたカズミを救出。カズミとサキの因縁を知ったことから、カズミを支援するもののサキを殺しかねないカズミを止めるべく、シノを説得のために呼び出した。
四谷四穂(よつや しほ)
シノの妹。
サキの手でシノの人生が狂わされた後、母と共にシノの世話をするようになるが、シノと共に外出した際、目を離している間にシノの転落を招いてしまう。
事情を知るカズミに接触。真相を知った後、彼の復讐に同行するが、記憶を取り戻したサキに捕らえられ、シノと同じく、凌辱映像を撮られてしまう。その後、イツキと共にカズミを救出し、カズミとサキの最後の戦いも見届けた。
保健室の先生
カズミの高校時代の保健室の女医。本名不明。
カズミのセフレの1人であるが、それ以前に他校の教師との浮気現場をサキに知られてしまったことから、口止めとして、サキの協力者にされてしまう。改心後もサキに逆らえずに利用されてしまうが、それすらも計算に入れていたカズミの機転により、サキを捕らえるのに一役買うことになる。
サキの母
サキの母親。
サキがフミカを殺害したことで迫害されるようになり、夫もいなくなってしまうが、サキへの愛は変わらず、帰ってきたサキを受け入れる。
サキがシノを凌辱した後、迫害から逃れるべく、亡き両親(サキの祖父母)が残した家のある東北にサキと共に引っ越し、幼稚園で働くも迫害は止まらず、自分の代わりにサキを幼稚園で働けるようにした後、首吊り自殺を行い、遺体は母親のことが気になって家に帰宅したサキに発見された。
サキは母親に関しては明確に罪悪感を抱いており、自分のせいで母を苦しめたことを知った際には涙を流し、母の死も気にしてはいる。
サキの父
サキの父親。
妻子との仲は良好だったが、サキが殺人事件を起こしたことからの迫害に耐えられなくなって離婚。その後もサキと会うことはなかった。
四谷姉妹の母
四谷姉妹の母親。
シノがサキの手で人生を狂わされて以降、シホと共にシノの介護をするも自身は心身ともにやつれてしまう。

書誌情報[編集]

出典[編集]

  1. ^ 歪んだ愛情が生んだ惨劇……サイコホラー「異常者の愛」、Webで開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2017年4月3日). 2020年6月2日閲覧。