現代詩フォーラム

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現代詩フォーラム(げんだいしフォーラム)は、インターネット上において、(おもに自由詩)を始めとして、短歌俳句、散文などを投稿できる日本語のウェブサイト。

また、投稿された作品に対してコメントする、利用者同士でメッセージを交わす、といったSNSとしての機能も有している。主催者は、片野晃司。

概要[編集]

サイトの前身は、インターネット・プロバイダであった、ニフティサーブおけるコミュニケーションの場である「現代詩フォーラム」に遡る。現代詩フォーラムの主催者情報表示によれば、1996年にニフティーサーブに「現代詩フォーラム」の企画提示、1996年にニフティーサーブにおけるサービス開始、となっている[1]。なお、この初期の「現代詩フォーラム」は2003年3月に、ニフティーサーブによるサービスが停止し、一般に開放されたウェブサイトとしての「現代詩フォーラム」の開設にいたるまで続いた。

2003年3月、一般に開放された(ニフティーサーブ外の会員にも利用できる)ウェブサイトとしての「現代詩フォーラム」が開設された。主催者、およびサイトのスクリプト記述などは、引き続き管理人の片野晃司が担当している。それ以降、現代詩フォーラムは、インターネット上における詩作品や短歌・俳句・散文などの発表の場であるとともに、利用者相互の交流の場としても機能している。

利用者登録をするにあたっては、メールアドレスとパスワードの登録のみによって、誰でも利用可能となる。

現在までのところ、スマートフォン対応などはなされていないが、携帯端末向けの別ページも用意されているので、携帯電話あるいはスマートフォンのみ所持しているユーザーにあっても、利用は可能である。

利用方法[編集]

ユーザー、および非ユーザー(ユーザーとして登録していなくても、投稿された作品や会議室におけるログなどは閲覧可能である)は、主に自作品を投稿したり(非ユーザーには不可)、投稿された作品のタイトルや、スレッド型会議室、といった項目をクリックすることにより、ユーザーによって投稿された内容が閲覧可能である。

ただし、コメントなどはユーザー登録をしていなければ出来ない。また、一部のコンテンツが非ユーザーには非公開となっている、などの特徴がある。現状、スマートフォンなどの閲覧には対応しておらず、別に携帯端末向けのサイトが用意されている。

SNSという特性上、利用者の投稿に関しても制限があり、一定数以上のポイント(作者を評価する機能)などを利用していないユーザーは、一日における投稿数を制限される、といった制約がある。また、一投稿における文字数の制限、一週間内における投稿の文字数制限なども存在する。

利用者による投稿は、詩(自由詩)に限らず、俳句、短歌、川柳の他、「伝統定型各種」「おすすめリンク」なども用意されている。過去には「未詩」という批判NGであるカテゴリーも存在したが、現在は撤廃されている。2024年4月現在では、「自由詩」「短歌」「俳句」「川柳」「散文(批評随筆小説等)」「伝統定型各種」「おすすめリンク」という7種類のカテゴリーが用意されている。利用者は、各個人の判断において、これらのカテゴリーを選んで作品を投稿する、という形になっている。

脚注[編集]

  1. ^ 主催者情報表示 - 現代詩フォーラム

外部リンク[編集]