王業立

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王業立
中國政治學會第23屆理事長
任期
2007年11月1日 – 2008年10月31日
前任者朱雲漢
後任者周育仁
個人情報
国籍中華民国の旗 中華民国
教育
職業中華民國政治學家

王業立1959年8月22日 - )は、台湾の政治学者。台湾大学政治学部教授[1]であり台湾の選挙研究の権威とされる。台湾台中で生まれ育ち、国立台湾大学政治学部を卒業後、アメリカのテキサス大学オースティンキャンパスで政治学博士号を取得した。2009年から2013年にかけて、国立台湾大学政治学部学部長に就任。かつては東海大学政治学部副教授、澄社の委員、中国政治学会及び台湾政治学会会長、監事等の要職を歴任している。主に台湾の選挙制度や地方政治を研究するとともに、大学1年生の必修の政治学必修基礎課程も担当する。「比較選挙制度」(2016年、第7版)は、台湾の選挙制度を研究する上で必読書とされている。2020年3月5日に妻からの腎臓移植を受けたことをFacebookで報告した際には、わずか数時間で数千のお見舞いが殺到し、主要メディアでも報道された[2]。長男王宏恩も政治学者であり、現在はネバダ大学ラスベガス校の助教授。

学歴[編集]

経歴[編集]

  • 国立台湾大学政治学部長(2009.08-2013.07)
  • 東海大学政治学部長(1998.08-2004.07)
  • 東海大学政治学部教授(1997.08-2008.07)
  • 東海大学政治学部准教授(1989.08-1997.07)
  • 東海大学課外活動組主任(1990.08-1992.07)
  • 中国政治学会第23代会長(2006-2007)
  • 台湾政治学会第7代会長(2012-2014)
  • 総統選挙テレビ討論会の質問者
  • 台中市政府市政顧問
  • 国立政治大学選挙研究センター諮問委員
  • 澄社委員
  • 中央研究院政治学研究所設立処評価委員

研究分野[編集]

  • 地方政治
  • 選挙制度

著作[編集]

  • 《政治學與臺灣政治》(2017,主編,蘇子喬、沈有忠、劉嘉薇、鄭任汶、王啟明と共著)
  • 《比較選舉制度》(2016,現在は第七版)
  • 《透視立法院-2003年澄社監督國會報告》(瞿海源、黃秀端、洪裕宏、林靜萍合と共著)
  • 《解構國會-改造國會》(瞿海源、黃秀端、林繼文、顧忠華と共著)
  • 《我國選舉制度的政治影響》

興味とエピソード[編集]

  • プロ野球観戦、書店訪問、ナイトマーケット訪問、旅行、グルメ、流行歌、交遊、子供たちの成長を見守ること。
  • 美食には目がなく、Facebookではグルメ情報や写真をよく共有する。
  • 真面目な教えぶりで知られ、学生からの絶大なる支持を得ている[独自研究?]
  • Facebookの友達の数は長い期間上限の5,000人を超えていたため、2019年末にファンページ「業立粉窩窩」を開設。時事問題のシェア及び政治専門に基づく分析を共有している。

脚注[編集]

  1. ^ 王業立 « 國立臺灣大學政治學系”. politics.ntu.edu.tw. 2020年12月20日閲覧。
  2. ^ 三立新聞網 (2020年3月4日). “台大名師王業立將腎臟移植 主播、政治人物數千人貼文打氣 | 政治 | 三立新聞網 SETN.COM” (中国語). www.setn.com. 2020年12月20日閲覧。

外部リンク[編集]