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'''ReiserFS'''は、[[Linux]]における初期の[[ジャーナリングファイルシステム]]の実装の一つ。[[カーネル|kernel]] 2.4.1から標準実装となった。1996年から[[ハンス・ライザー]](Hans Reiser)率いる開発チームにより開発されている。Linuxカーネルのソースコードに取り込まれたはじめてのジャーナリングファイルシステムであり、[[SUSE|SUSE LINUX]]、[[Slackware]]などのデフォルトの[[ファイルシステム]]である。
'''ReiserFS'''は、[[Linux]]における初期の[[ジャーナリングファイルシステム]]の実装の一つ。[[カーネル|kernel]] 2.4.1から標準実装となった。1996年から[[ハンス・ライザー]](Hans Reiser)率いる開発チームにより開発されている。Linuxカーネルのソースコードに取り込まれたはじめてのジャーナリングファイルシステムであり、[[SUSE|SUSE LINUX]]、[[Slackware]]などのデフォルトの[[ファイルシステム]]である。
しかし、2006年10月23日にNovellが[[ReiserFS]]から[[ext3]]に乗り換えを発表し、
次期バージョンの[[SUSE|SUSE LINUX]]で、デフォルトのファイルシステムが[[ext3]]に変更される。


kernel 2.5からはセキュリティやツリー構造、プラグイン機能等、様々な改良を施したReiser4が採用されている。
kernel 2.5からはセキュリティやツリー構造、プラグイン機能等、様々な改良を施したReiser4が採用されている。

2006年10月30日 (月) 15:37時点における版

ReiserFSは、Linuxにおける初期のジャーナリングファイルシステムの実装の一つ。kernel 2.4.1から標準実装となった。1996年からハンス・ライザー(Hans Reiser)率いる開発チームにより開発されている。Linuxカーネルのソースコードに取り込まれたはじめてのジャーナリングファイルシステムであり、SUSE LINUXSlackwareなどのデフォルトのファイルシステムである。 しかし、2006年10月23日にNovellがReiserFSからext3に乗り換えを発表し、 次期バージョンのSUSE LINUXで、デフォルトのファイルシステムがext3に変更される。

kernel 2.5からはセキュリティやツリー構造、プラグイン機能等、様々な改良を施したReiser4が採用されている。

主な特徴

  • ext2/ext3ファイルシステムと互換性は無い。
  • 最大16TiBまでのボリュームサイズをサポートする。
  • 最大8TiBのファイルをサポートする。
  • ext2/ext3よりもパフォーマンスに優れるとされるが、特にサイズの小さいファイルを多数処理する際に優れている。

外部リンク

ReiserFS