「山崎城」の版間の差分

リンクを追加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴の双方向閲覧
← 古い編集新しい編集 →
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
編集の要約なし
地図
1行目: 1行目:
{{otheruses|[[鳥取県]][[鳥取市]][[国府町_(鳥取県)|国府町]]にある山崎城|[[京都府]][[乙訓郡]][[大山崎町]]の山崎城|山崎城 (山城国)|[[愛知県]][[名古屋市]][[南区 (名古屋市)|南区]]にある戦国武将[[佐久間信盛]]の居城|山崎城 (尾張国)|[[滋賀県]][[彦根市]]里根町にある戦国武将[[山崎片家]]の居城|山崎城 (近江国)}}
{{otheruses|[[鳥取県]][[鳥取市]][[国府町_(鳥取県)|国府町]]にある山崎城|[[京都府]][[乙訓郡]][[大山崎町]]の山崎城|山崎城 (山城国)|[[愛知県]][[名古屋市]][[南区 (名古屋市)|南区]]にある戦国武将[[佐久間信盛]]の居城|山崎城 (尾張国)|[[滋賀県]][[彦根市]]里根町にある戦国武将[[山崎片家]]の居城|山崎城 (近江国)}}

{{日本の城郭概要表
{{日本の城郭概要表
| name = 山崎城
| name = 山崎城
11行目: 12行目:
| reject_y = 不明
| reject_y = 不明
| remains = 郭、土塁、石垣、堀切、竪堀
| remains = 郭、土塁、石垣、堀切、竪堀
| cultural asset=[[史跡]]等未指定<ref>[https://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1559697932871/index.html 「鳥取市の指定文化財・登録文化財」]鳥取市公式HP</ref>
| location =
| location = {{ウィキ座標2段度分秒|35|26|44.6|N|134|20|21.5|E|scale:60000|display=inline,title}}
| 地図=Japan Tottori
| ラベル=山崎城
| 緯度度=35|緯度分=26|緯度秒=44.6
| 経度度=134|経度分=20|経度秒=21.5
| アイコン=日本の城跡
| ラベル位置=bottom
}}
}}


20行目: 28行目:


== 遺構 ==
== 遺構 ==
* [[扇ノ山]]系末端の標高242m（比高110m）の山頂部に位置する。周囲の山が城山より高いため見晴らしはあまり良くなく、城から南西方面にある「吉野村城」<ref>吉野村城は城から南西方向の学行院の後ろの山（標高197m）に存在した。地元では「城山」と言われるが、城の作りは簡単で小規模なものであり山崎城の望楼施設と考えられている。城主は[[八東郡]]の伊田氏家臣・和田氏とも山崎毛利氏の家臣ともいわれるが後者の方が有力である。</ref>をその望楼としていたと考えられている。
* [[扇ノ山]]系末端の標高242メートル（比高110メートル）の山頂部に位置する。周囲の山が城山より高いため見晴らしはあまり良くなく、城から南西方面にある「吉野村城」<ref>吉野村城は城から南西方向の学行院の後ろの山（標高197メートル）に存在した。地元では「城山」と言われるが、城の作りは簡単で小規模なものであり山崎城の望楼施設と考えられている。城主は[[八東郡]]の伊田氏家臣・和田氏とも山崎毛利氏の家臣ともいわれるが後者の方が有力である。</ref>をその望楼としていたと考えられている。
* 主郭は縦35m、横10mで周囲に帯曲輪を配し、一部に簡単な[[石垣]]が見られる。
* 主郭は縦35メートル、横10メートルで周囲に帯曲輪を配し、一部に簡単な[[石垣]]が見られる。
* 主郭南西部の尾根には4つの小さい[[曲輪]]が見られるほか、南東部尾根には縦53m、横６~8m程の細長い曲輪とそれを区切る堀切、主郭部側には三角形状の縦17m、横15mの曲輪等が存在している。
* 主郭南西部の尾根には4つの小さい[[曲輪]]が見られるほか、南東部尾根には縦53メートル、横6-8メートル程の細長い曲輪とそれを区切る堀切、主郭部側には三角形状の縦17メートル、横15メートルの曲輪等が存在している。
* 城の東方には通称・家老屋敷と言われる地域があり、長さ60m、高さ3m程の大土塁や平坦地が存在するが文献等には記載されていないため詳細は不明である。
* 城の東方には通称・家老屋敷と言われる地域があり、長さ60メートル、高さ3メートル程の大土塁や平坦地が存在するが文献等には記載されていないため詳細は不明である。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2021年5月24日 (月) 04:10時点における版

曖昧さ回避 この項目では、鳥取県鳥取市国府町にある山崎城について説明しています。京都府乙訓郡大山崎町の山崎城については「山崎城 (山城国)」を、愛知県名古屋市南区にある戦国武将佐久間信盛の居城については「山崎城 (尾張国)」を、滋賀県彦根市里根町にある戦国武将山崎片家の居城については「山崎城 (近江国)」をご覧ください。
logo
logo
山崎城
（鳥取県）
城郭構造 連郭式山城
天守構造 なし
築城主 因幡毛利氏か
築城年 室町時代頃
主な改修者 不明
主な城主 山崎毛利氏
廃城年 不明
遺構 郭、土塁、石垣、堀切、竪堀
指定文化財 史跡等未指定[1]
位置 北緯35度26分44.6秒 東経134度20分21.5秒 / 北緯35.445722度 東経134.339306度 / 35.445722; 134.339306座標: 北緯35度26分44.6秒 東経134度20分21.5秒 / 北緯35.445722度 東経134.339306度 / 35.445722; 134.339306
地図
山崎城の位置（鳥取県内）
山崎城
山崎城
テンプレートを表示

山崎城（やまさきじょう）は鳥取県鳥取市国府町山崎に存在した日本の城。

歴史

室町時代頃に因幡毛利氏が築城したと言われ、一族の山崎毛利氏が居城した。天文年間に城の立地する大萱(おおかや)郷が但馬と通じる要所であることに目をつけた本家に攻撃され（山崎城の戦い）落城、山崎毛利氏滅亡後は私部本家のものとなった。

遺構

  • 扇ノ山系末端の標高242メートル（比高110メートル）の山頂部に位置する。周囲の山が城山より高いため見晴らしはあまり良くなく、城から南西方面にある「吉野村城」[2]をその望楼としていたと考えられている。
  • 主郭は縦35メートル、横10メートルで周囲に帯曲輪を配し、一部に簡単な石垣が見られる。
  • 主郭南西部の尾根には4つの小さい曲輪が見られるほか、南東部尾根には縦53メートル、横6-8メートル程の細長い曲輪とそれを区切る堀切、主郭部側には三角形状の縦17メートル、横15メートルの曲輪等が存在している。
  • 城の東方には通称・家老屋敷と言われる地域があり、長さ60メートル、高さ3メートル程の大土塁や平坦地が存在するが文献等には記載されていないため詳細は不明である。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「鳥取市の指定文化財・登録文化財」鳥取市公式HP
  2. ^ 吉野村城は城から南西方向の学行院の後ろの山（標高197メートル）に存在した。地元では「城山」と言われるが、城の作りは簡単で小規模なものであり山崎城の望楼施設と考えられている。城主は八東郡の伊田氏家臣・和田氏とも山崎毛利氏の家臣ともいわれるが後者の方が有力である。

参考文献

  • 鳥取県教育委員会 『鳥取県中世城館分布調査報告書　第1集（因幡編）』2002年
  • 財団法人国府町教育文化事業団 編集・発行『山崎城史料調査報告書』2003年

関連項目

「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=山崎城&oldid=83670899」から取得