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2018年4月13日 (金) 13:33時点における版

ブラッディ・マリー
基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 ビルド
赤色
グラス   タンブラー
度数 12度[1] - 20度[2]
レシピの一例
ベース ウォッカ
装飾材料 カット・レモン
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野菜スティックなどを添えたブラッディ・マリー

ブラッディ・マリー (Bloody Mary) とは、ウォッカをベースとする、トマト・ジュースを用いたカクテルである。ウォッカベースであるため、アルコール度数の調整も容易[注釈 1]

バリエーションも多い。ブラッディ・メアリーと呼ばれる場合もある。

由来

16世紀のイングランド女王、メアリー1世の異名に由来するといわれている。メアリーは即位後300人にも及ぶプロテスタントを処刑したことから、「血まみれメアリー」(Bloody Mary) と呼ばれ恐れられていた。

ただし異説として、禁酒時代に飲まれていたといわれるブラッディ・サム(こちらはジンベース、他は同じ)に対して名付けられたとも、また、たちの悪いジョークで女性に対して「Are you Mary?」(隠語で「おまえは生理か?」)ということからの連想ともいわれるが、これらも悪名高い「血まみれのメアリー」を下敷きにしたものであることに変わりはない。[要出典]

標準的なレシピ

作り方

  • を入れたタンブラーにウォッカを注ぎ、トマト・ジュースで満たす。
  • 三日月形にカットしたレモンを飾り、最後にマドラーを添える

備考

  • セロリをはじめとした野菜スティック等を添えたり、ウスターソース食塩コショウタバスコなどを添える場合もある[3]
  • 味の調節のしやすいカクテルであり、自分なりのアレンジが可能。自分好みに合ったブラッディ・マリーに出会うため、バーテンダーにお勧めのトッピングを聞くなどして、試行錯誤すると良い。

バリエーション

  • ベースをジンに変えると「ブラッディ・サム」、テキーラに変えると「ストロー・ハット」、ビールに変えると「レッド・アイ」、アクアビットに変えると「デニッシュ・マリー」、スコッチ・ウイスキーに変えると「バノックバーン」、ウォッカを抜くと「バージン・マリー」というカクテルになる。
  • また、トマト・ジュースをハマグリやアサリのエキスが入ったクラマトにすると、ブラッディ・シーザーというカクテルになる。
  • ブラッディ・マリーを作り、それをビールで割ると、「レッド・バード」というカクテルになる。
  • ブラッディ・マリーにビーフブイヨンを加えると、「ブラッディ・ブル」というカクテルになる。
  • グラスに注いだ適量のウォッカに、クラム・ジュース(ハマグリの汁、缶詰にされて市販されているもので良い)を満たしたカクテル(分量の詳細不明)を、「ブラッドレス・マリー(ブラッドレス・メアリー)」と呼ぶ[4]。なお、ブラッドレス・マリーは、「血抜きのマリー」と解釈されることもあるが、「冷血なマリー」などと解釈されることもあり、どのように解釈するかについては諸説が存在する。なお別名称としてブラッドレス・シーザーと呼ばれることもある。

その他の情報

  • 「マリー」か「メアリー」かは文献、バーテンダーによって表記や呼び方が違うことがある。また、「ブラッディ」の部分は「血まみれ」や「血みどろ」と訳されることがある。
  • イギリスでは二日酔い時の迎え酒としても知られている。
  • アメリカ合衆国を中心に、週末のブランチに注文する飲み物の定番のひとつとなっている。しばしば、ブランチのセットを頼めば、ドリンクとして選択できる。

脚注

注釈

  1. ^ ウォッカは一般的に風味が強くない(エタノールに任意の割合で加水を行ったのに近い)酒なので、ウォッカを増減しても、味や香りは、あまり変わらないため。

出典

  1. ^ YYT project 編 『おうちでカクテル』p.65 池田書店 2007年2月20日発行 ISBN 978-4-262-12918-1
  2. ^ 稲 保幸 著 『色でひけるカクテル』p.32 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X
  3. ^ 上田 和男 監修 『カクテル・ブック』 西東社 1988年12月30日発行 ISBN 4-7916-0926-3
  4. ^ 堀井 浩一 『つくる・飲む・楽しむ カクテール』 p.201 文研出版 1986年4月5日発行 ISBN 4-580-90230-0

関連項目