「裳着」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Mikomaid (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
Mikomaid (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
3行目: 3行目:
一人前の女性になったことを示すもので、結婚させるべき親の意思表示である。裳を着せる役の者を腰結(こしゆい)と称し、徳望のあるものから選ばれる。また、日取りは吉日が選ばれ、裳の腰紐を結び、[[髪上げ]]をする。また、「かねつけ親」の立ち会いのもと、初めて[[お歯黒]]を付ける。
一人前の女性になったことを示すもので、結婚させるべき親の意思表示である。裳を着せる役の者を腰結(こしゆい)と称し、徳望のあるものから選ばれる。また、日取りは吉日が選ばれ、裳の腰紐を結び、[[髪上げ]]をする。また、「かねつけ親」の立ち会いのもと、初めて[[お歯黒]]を付ける。


[[江戸時代]]以降、武家と庶民は男性同様[[元服]]と称し、年齢も、18~20才位、又は結婚後直ちに行うようになった。
[[江戸時代]]以降、武家と庶民は男性同様[[元服]]と称し、年齢も、18~20才位、又は結婚と同時に行うようになった。


==関連項目==
==関連項目==

2006年5月26日 (金) 01:36時点における版

裳着(もぎ)は、平安時代から安土桃山時代(皇族、貴族は明治時代)にかけて女子の成人を示すものとして行われた通過儀礼(元服に相当)。成人した女子にはじめてを着せるもの。年齢は一定しないが概ね12-16歳(但し、戦国時代に於いては政略結婚に備えて8~10才位に繰り上がった)。

一人前の女性になったことを示すもので、結婚させるべき親の意思表示である。裳を着せる役の者を腰結(こしゆい)と称し、徳望のあるものから選ばれる。また、日取りは吉日が選ばれ、裳の腰紐を結び、髪上げをする。また、「かねつけ親」の立ち会いのもと、初めてお歯黒を付ける。

江戸時代以降、武家と庶民は男性同様元服と称し、年齢も、18~20才位、又は結婚と同時に行うようになった。

関連項目