「ブラッディ・マリー」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
SieBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 変更: nl:Bloody Mary (cocktail)
24行目: 24行目:


== 由来 ==
== 由来 ==
[[16世紀]]の[[イングランド]][[女王]]メアリー・チューダー([[メアリー1世 (イングランド女王)|メアリー1世]])が名前モデルれている。メアリー300人にも及ぶ[[プロテスタント]]を処刑した血に由来する
16世紀の[[イングランド]]女王、[[メアリー1世 (イングランド女王)|メアリー1世]]の異名に由来するいわれている。メアリーは即位後300人にも及ぶ[[プロテスタント]]を処刑したことから、「まみれのメアリー」(Bloody Mary) と呼ばれて恐れられていた

他に、禁酒時代にのまれていたとされるブラッディ・サム(こちらは[[ジン (蒸留酒)|ジン]]ベース。他は同じ)に対して名付けられたともいわれている。
また、たちの悪いジョークで女性にたいして「Are you marry?」(隠語で、「おまえは生理か?」)ということからの連想という説もある。
ただし異説として、[[禁酒法|禁酒時代]]に飲れていといわれるブラッディ・サム(こちらは[[ジン (蒸留酒)|ジン]]ベース他は同じ)に対して名付けられたとも、またたちの悪いジョークで女性にして「Are you marry?」(隠語で、「おまえは生理か?」)ということからの連想とわれるが、これらが悪名高い「血まみれのメアリー」を下敷きにしたのであることに変わりはない


== 標準的なレシピ ==
== 標準的なレシピ ==

2010年10月17日 (日) 23:29時点における版

ブラッディ・マリー
[[File:|240px]]
基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 ビルド
赤色
グラス   タンブラー
度数 12度[1] - 20度[2]
レシピの一例
ベース ウォッカ
装飾材料 カット・レモン
テンプレートを表示
野菜スティックなどを添えたブラッディ・マリー

ブラッディ・マリー (Bloody Mary) とは、ウォッカをベースとする、トマト・ジュースを用いたカクテルである。ウォッカベースであるため、アルコール度数の調整も容易 [注釈 1] 。 バリエーションも多い。「ブラッディ・メアリー」と呼ばれる場合もある。

由来

16世紀のイングランド女王、メアリー1世の異名に由来するといわれている。メアリーは即位後300人にも及ぶプロテスタントを処刑したことから、「血まみれのメアリー」(Bloody Mary) と呼ばれて恐れられていた。

ただし異説として、禁酒時代に飲まれていたといわれるブラッディ・サム(こちらはジンベース、他は同じ)に対して名付けられたとも、またたちの悪いジョークで女性に対して「Are you marry?」(隠語で、「おまえは生理か?」)ということからの連想ともいわれるが、これらが悪名高い「血まみれのメアリー」を下敷きにしたものであることに変わりはない。

標準的なレシピ

作り方

  • を入れたタンブラーにウォッカを注ぎ、トマト・ジュースで満たす。
  • 三日月形にカットしたレモンを飾り、最後にマドラーを添える

備考

  • セロリをはじめとした野菜スティック等を添えたり、ウスターソース食塩コショウタバスコなどを添える場合もある[3]
  • 味の調節のしやすいカクテルであり、自分なりのアレンジが可能。自分好みに合ったブラッディ・マリーに出会うため、バーテンダーにお勧めのトッピングを聞くなどして、試行錯誤すると良い。

バリエーション

  • ベースをジンに変えると「ブラッディ・サム」、テキーラに変えると「ストロー・ハット」、ビールに変えると「レッド・アイ」、アクアヴィットに変えると「デニッシュ・マリー」、ウォッカを抜くと「バージン・マリー」というカクテルになる。
  • また、トマト・ジュースをハマグリやアサリのエキスが入ったクラマトにすると、ブラッディ・シーザーというカクテルになる。
  • ブラッディ・マリーを作り、それをビールで割ると、「レッド・バード」というカクテルになる。

その他の情報

  • 「マリー」か「メアリー」かは文献、バーテンダーによって表記や呼び方が違うことがある。また、「ブラッディ」の部分は「血まみれ」や「血みどろ」と訳されることがある。
  • イギリスでは二日酔い時の迎え酒としても知られている。

関連項目

注釈

  1. ^ ウォッカは一般的に特徴が無い(エタノールに任意の割合で加水を行ったのに近い)酒なので、 ウォッカを増減しても、味や香りは、あまり変わらないため。

脚注

  1. ^ YYT project 編 『おうちでカクテル』p.65 池田書店 2007年2月20日発行 ISBN 978-4-262-12918-1
  2. ^ 稲 保幸 著 『色でひけるカクテル』p.32 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X
  3. ^ 上田 和男 監修 『カクテル・ブック』 西東社 1988年12月30日発行 ISBN 4-7916-0926-3