「真実の瞬間 (1991年の映画)」の版間の差分
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2010年9月13日 (月) 08:18時点における版
| 真実の瞬間 | |
|---|---|
| Guilty by Suspicion | |
| 監督 | アーウィン・ウィンクラー |
| 脚本 | アーウィン・ウィンクラー |
| 製作 | アーノン・ミルチャン |
| 製作総指揮 | スティーブン・ルーサー |
| 出演者 | ロバート・デ・ニーロ |
| 音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
| 撮影 | ミヒャエル・バルハウス |
| 編集 | プリシラ・ネッド・フレンドリー |
| 配給 | ワーナー・ブラザーズ |
| 公開 | 1991年 |
| 上映時間 | 105分 |
| 製作国 |
 アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
『真実の瞬間』（しんじつのとき、Guilty by Suspicion）は、1991年のアメリカ映画。アーウィン・ウィンクラー脚本兼監督。1950年代マッカーシズムに揺れるハリウッドで共産主義者の疑いをかけられた映画監督を主人公にした。
あらすじ
注意：以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
1951年のある日、新進気鋭の映画監督メリルは、20世紀フォックスの社長ダリル・ザナックから呼び出され、連邦議会下院の非米活動委員会が彼を召喚しようとしていると告げられる。メリルは疑いを晴らすために誰かを売るように弁護士から助言されたが、それを断ったがために、メリル自身が疑いの標的にされ、ハリウッドから事実上追放されてしまった。メリルは家族とも離れて一人各地を転々とするが、どこにいてもFBIの尾行がついてくる。そしてメリルはある決意を秘めて・・・
モデル
主人公メリルは、実在の映画監督ジョン・ベリーがモデルになっている。ベリーは非米活動委員会での証言を拒否しハリウッドから追放された映画関係者を取り上げたドキュメンタリーを制作し、そのことで彼自身もまた赤狩りの対象になり、妻子を残しフランスへの亡命を余儀なくされた。また、マーティン・スコセッシが演じる映画監督はジュールズ・ダッシンがモデルである。
ベリーは1964年アメリカに帰国したが、本拠は生涯パリに置いていた。この映画の公開から8年後の1999年、パリで死去した。
出演者
- ロバート・デ・ニーロ：デヴィッド・メリル
- アネット・ベニング：ルース・メリル
- ジョージ・ウェント：バニー・バクスター
- サム・ワナメイカー：フェリックス・グラス
- ベン・ピアザ：ダリル・ザナック
- マーティン・スコセッシ：ジョー
- パトリシア・ウェティグ：ドロシー・ノーラン
- クリス・クーパー：ラリー・ノーラン
- ルーク・エドワーズ：パウリー・メリル
- トム・サイズモア：レイ
- ブラッド・サリヴァン：ヴェルデ議員
- ロクサン・ドーソン：フェリシア
弁護士を演じたワナメイカーは、実際に赤狩りを体験している。
参考文献
- 真実の瞬間(1991), goo
- Blumenthal, Ralph (December 1, 1999), “John Berry, 82, Stage and Film Director Who Exiled Himself During Blacklisting of 1950's”, The New York Times