「プレートランチ」の版間の差分

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[[Image:Shrimp plate lunch.jpg|thumb|250px|カフク名物のガーリック・シュリンプ]]
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'''プレートランチ'''とは、[[ハワイ]]でポピュラーな[[軽食]]のスタイルで、一枚の皿に一食分の食事を盛りつけたもののことをいう。街中の専門店や[[フードコート]]、移動販売車などで販売されており、日本における[[弁当]]と同様に持ち帰りとして利用されるほか、海辺や公園など屋外で舌鼓を打つ姿も多く見られる。
'''プレートランチ'''([[英語]]:plate lunch)とは、[[アメリカ合衆国]]の[[ハワイ]]でポピュラーな[[軽食]]のスタイルで、一枚の皿に一食分の食事を盛りつけたもののことをいう。街中の専門店や[[フードコート]]、移動販売車などで販売されており、日本における[[弁当]]と同様に持ち帰りとして利用されるほか、海辺や公園など屋外で舌鼓を打つ姿も多く見られる。


かつては紙やプラスチックの平皿が用いられたためにこの名があるが、近年では発泡スチロール製の四角いランチボックスが使用されることが増えている。
かつては紙やプラスチックの平皿が用いられたためにこの名があるが、近年では発泡スチロール製の四角いランチボックス(写真下)が使用されることが増えている。


多種類、多国籍のさまざまな料理を同時に食べるという習慣は、かつての[[プランテーション]]時代に各国の移民労働者たちがおかずを持ち寄って交換したことから始まったと言われている。
多種類、多国籍のさまざまな料理を同時に食べるという習慣は、かつての[[プランテーション]]時代に各国の移民労働者たちがおかずを持ち寄って交換したことから始まったと言われている。
また、ひとつの容器に多種類の料理を盛り付けるというスタイルは日本の[[幕の内弁当]]などに通ずるものがあり、普及の過程では戦前にはハワイ総人口の半数近くを占めた日本人移民が持ち込んだ弁当文化の影響があった点も指摘されている。
また、ひとつの容器に多種類の料理を盛り付けるというスタイルは日本の[[幕の内弁当]]などに通ずるものがあり、普及の過程では戦前にはハワイ総人口の半数近くを占めた日本人移民が持ち込んだ弁当文化の影響があった点も指摘されている。


典型的なプレートランチでは、まずアイスクリーム用のスクープで2つの[[白飯]]と1つの[[マカロニサラダ]]の山を作り、残ったスペースに1~3種類程度の肉料理を盛り付ける。
典型的なプレートランチでは、まずアイスクリーム用のスクープで2つの[[白飯]]と1つの[[マカロニサラダ]]の山を作り、残ったスペースに1~3種類程度の肉料理を盛り付ける。




== 代表的なメニュー例 ==
== 代表的なメニュー例 ==
[[Image:Wardsplatelunch.jpg|thumb|250px|左上から時計回りにアヒ・[[ポケ]]、[[ロミロミ#料理の名称としてのロミロミ|ロミロミ]]・サーモン、[[ハウピア]]、カルアピッグ、ラウラウ、白飯]]
*[[BBQ]]
*[[バーベキュー|BBQ]]
*[[テリヤキ]]
*[[テリヤキ]]
*[[カルビ]]
*[[カルビ]]
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*[[チキンカツ]]
*[[チキンカツ]]
*モチコチキン
*[[モチコチキン]]([[もち米]]の粉をからめた鶏の[[唐揚げ]])
*[[アドボ]]
*[[アドボ]]


*ラウラウ
*[[ラウラウ]]
*カルアピッグ
*[[カルアピッグ]]
*[[酢豚]]
*[[酢豚]]
*[[チャーシュー]]
*[[チャーシュー]]


*ガーリック・シュリンプ
*ガーリック・シュリンプ([[シュリンプ・スキャンピ]])
*[[マヒマヒ]]
*[[シイラ|マヒマヒ]]


*[[ビーフシチュー]]
*[[ビーフシチュー]]
*[[カレー]]
*[[カレー]]
*トライプシチュー
*トライプシチュー(牛[[ミノ]]の煮込み)


*ポーチュギー・ソーセージ
*ポーチュギー・ソーセージ([[ポルトガル]]風の[[ソーセージ]])
*[[パステレス]](生食用または料理用の[[バナナ]]をおろして肉や野菜の具を詰め、バナナの葉に包んで蒸した料理)
*パステレ


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*[[ハワイ料理]]
*[[ハワイ料理]]


[[Category:ハワイの食文化|ふれとらんち]]
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[[Category:ハワイ州|ふれーとらんち]]
[[Category:ハワイの食文化]]
<!--[[Category:ハワイ州]]-->


[[en:Plate_lunch]]
[[en:Plate_lunch]]

2008年2月16日 (土) 21:20時点における版

カフク名物のガーリック・シュリンプ

プレートランチ英語:plate lunch)とは、アメリカ合衆国ハワイ州でポピュラーな軽食のスタイルで、一枚の皿に一食分の食事を盛りつけたもののことをいう。街中の専門店やフードコート、移動販売車などで販売されており、日本における弁当と同様に持ち帰りとして利用されるほか、海辺や公園など屋外で舌鼓を打つ姿も多く見られる。

かつては紙やプラスチックの平皿が用いられたためにこの名があるが、近年では発泡スチロール製の四角いランチボックス(写真下)が使用されることが増えている。

多種類、多国籍のさまざまな料理を同時に食べるという習慣は、かつてのプランテーション時代に各国の移民労働者たちがおかずを持ち寄って交換したことから始まったと言われている。 また、ひとつの容器に多種類の料理を盛り付けるというスタイルは日本の幕の内弁当などに通ずるものがあり、普及の過程では戦前にはハワイ総人口の半数近くを占めた日本人移民が持ち込んだ弁当文化の影響があった点も指摘されている。

典型的なプレートランチでは、まずアイスクリーム用のスクープで2つの白飯と1つのマカロニサラダの山を作り、残ったスペースに1~3種類程度の肉料理を盛り付ける。

代表的なメニュー例

左上から時計回りにアヒ・ポケロミロミ・サーモン、ハウピア、カルアピッグ、ラウラウ、白飯

関連項目