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2007年8月3日 (金) 03:42時点における版
小田切 秀雄(おだぎり ひでお、1916年9月20日 - 2000年5月24日) は日本の文芸評論家。
東京都出身。左翼運動で旧制東京府立高等学校から放校された後、法政大学文学部国文科卒業。元法政大学総長代行。古典から現代作家までの幅広い評論を行った。マルクス主義芸術論による執筆が多い。1941年、『万葉の伝統』で注目されたが、1943年応召、1944年逮捕された。戦後、「近代文学」創刊に加わる。『人間と文学』『近代日本の作家たち』『二葉亭四迷』『私の見た昭和の思想と文学の五十年』など数多くの著作がある。国語教師の研究団体である教育科学研究会・国語部会に協力し、長年にわたって機関誌『教育国語』(むぎ書房)に文芸学や作品鑑賞論などを連載した。
弟の小田切進も文芸評論家。息子小田切有一は馬主として有名な実業家である。
著書
- 『作品鑑賞による日本文学史・古典編』(むぎ書房)
- 『現代文学の眼で古典を読む』(むぎ書房)
- 『明治大正の名作を読むー作品鑑賞による日本文学史・明治大正編』(むぎ書房1983年)
- 『作品鑑賞による現代日本文学史』(法政大学出版局)
- 『戦後文学作品鑑賞』(読売新聞社)
関連項目
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