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2007年4月28日 (土) 05:26時点における版
コウゾ | ||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Broussonetia kazinoki × papyrifera | ||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||
楮 |
コウゾ(楮)はクワ科の植物。ヒメコウゾ(学名:Broussonetia kazinoki)を指してコウゾとする場合もあるが、ヒメコウゾとカジノキ(学名:B. papyrifera)の雑種であるという説もある。和紙の原料としても使われている。
コウゾは落葉低木で、厳密にはカジノキとは異種のものであり、楮の字を用い、カジノキには穀、梶、構の字をあてているが識別は容易ではない。
古代では、植物の名前も地方によって呼び名が異なり、混同や混乱が多い。『本草綱目』や『農業全書』でも両者の差は葉に切れ込みがあるのは楮、ないのは構(=梶、カジノキ)」とするだけで種別としては「楮」に纏められてしまっている。
穀紙を、今日でも和紙の主要原料の楮としている。楮の皮の繊維は、麻に次いで長く繊維が絡み合う性質が強く、その紙は粘りが強く揉んでも丈夫な紙となる。古くは、檀紙は真弓紙とされているが、平安後期以後の檀紙はダンシと読まれ、楮紙とされている。
楮の皮の繊維を蒸して水にさらし、細かく割いて作った糸を木綿(ゆう)と言う。同じ字の木綿(もめん。ワタの繊維)とは別のものである。神道の祭事に用いられるが、後に紙で作られた紙垂も用いられるようになった。