ダヴィッド・アンシヨン

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ダヴィッド・アンシヨンフランス語: David Ancillon1617年3月17日 - 1692年9月3日)は、フランス王国ユグノー牧師、作家。

生涯[編集]

1617年3月17日、メスで生まれた[1]。16歳のとき、ジュネーヴで神学を学んだ[1]。1641年にモーの牧師に任命され、1653年まで務めた[1]。同年に故郷のメスの聖職者になり、1685年にフォンテーヌブローの勅令によりナントの勅令が廃止されるまで務めた[1]。ナントの勅令の廃止によりアンシヨンはフランクフルト・アム・マインに向かうことを余儀なくされたが、その後はハーナウに向かい、最後はベルリンに落ち着いた[1]。ベルリンではユグノー難民の牧師になり、1692年に同地で[2]死去した[1]

家族[編集]

息子にシャルル・アンシヨン(1659年 - 1715年)とダヴィッド・アンシヨンフランス語版がいる。

評価[編集]

ブリタニカ百科事典第9版は高尚な道徳を有したと評価した[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g Baynes, T. S., ed. (1878). "David Ancillon" . Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 2 (9th ed.). New York: Charles Scribner's Sons. p. 9.
  2. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. “アンシヨン”. コトバンク. 2019年1月27日閲覧。