無線方向探知機

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無線方向探知機 (radio direction finder, RDF) とは、電波の発信源の方位を測定(無線測位)する装置である。

位置が既知の2つ以上の無線局から電波を受信し、それぞれの角度を元に三角測量より現在位置を特定できるほか、他の無線局の位置を決定できる。

主に船舶航空機で利用されている。航空機用としては、地上に設置された無指向性無線標識超短波全方向式無線標識などからの電波を航空機に搭載した自動方向探知機 (ADF) で受信し、位置を特定している。

自動方向探知機[ソースを編集]

航空機に搭載される無線方向探知機の例として、自動方向探知機(ADF、英語: Automatic Direction Finder)がある。無指向性無線標識などから発信された電波は、8の字の指向性を持つループアンテナと、無指向性のアンテナの2つで受信される。受信された電波は、合成するとループアンテナの位相によって2種類のカージオイド形の指向性を持つパターンが得られ、この2つで生じる受信信号の電圧差によって、発信源の情報が分かる[1]。表示器には、航空機の方位によらず、無線標識の方向が示され、直上を通過する場合は急速に針が反転するので、通過を確認できる[2]

出典[ソースを編集]

  1. ^ 日本航空技術協会「航空電子入門」p.62 ISBN 978-4-902151-66-4
  2. ^ 日本航空技術協会「航空電子入門」p.66 ISBN 978-4-902151-66-4

関連項目[ソースを編集]