永福寺 (下関市)
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永福寺(えいふくじ)は、山口県下関市にある臨済宗南禅寺派の寺院である。
概要[編集]
- 山号は重関山。本尊は千手観音。長門三十三観音霊場第25番札所。
- 観世音菩薩の霊場として、この地の地名の由来にもなっていた。
- 毎年7月17日の縁日には、幽霊祭りが行われる。
- 山陽道、赤間関街道の起終点である。 「一リ山 萩ヨリ十九里 安芸境小瀬川ヨリ三十六里」 の記述が有馬喜惣太の作による御国廻御行程記1742年(寛保2)に見られる。
略歴[編集]
- 推古朝期(611年 推古19年)、百済の聖王(聖明王)の王子琳聖太子が来朝し、自身の護持仏である観世音菩薩を本尊として建立。
- 桂庵玄樹が京都歴参の後、住持となる。
- 1917年(大正6年)諸堂老朽化に伴い、元の地(現在のやまぎん史料館)より山手に移築。
- 旧本堂(観音堂)は正徳5年(1715年)の建築[1]。通称「馬関雛型の堂」とよばれた[2]。1903年(明治36年)に当時の古社寺保存法に基づき特別保護建造物(現行法の重要文化財に相当)に指定されていたが[3]、1945年(昭和20年)7月2日に空襲で焼失した[2]。
所在地[編集]
- 山口県下関市観音崎町8-2
脚注[編集]
- ^ 『下関市年表』による。(下関市立中央図書館デジタル資料館にて閲覧可)。
- ^ a b ぶちしものせき 唐戸 永福寺
- ^ 明治36年内務省告示第29号(参照:[1])
外部リンク[編集]
座標: 北緯33度57分11.7秒 東経130度56分15.9秒 / 北緯33.953250度 東経130.937750度