正木馨

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正木 馨(まさき かおる、1930年8月4日 - )は、日本の元厚生官僚。元社会保険庁長官広島県出身。

略歴[編集]

官僚時代の不祥事[編集]

  • 社会保険庁長官時代の1985年9月に年金手書き台帳を破棄するように命じた。
  • 薬務局長時代にはHIV感染の危険があるにもかかわらず、非加熱製剤の輸入を継続した。結果としてエイズの感染を悪化させた。

退官後の職歴[編集]

  • 全国社会保険協会連合会副理事長
  • 社会保険診療報酬支払基金理事長
  • 医薬品副作用被害救済・研究振興基金理事長
  • 社会保険健康事業財団理事長
  • 復光会 理事長

天下り[編集]

2007年6月1日の衆議院内閣委員会で、民主党の細野豪志議員が天下りに関して質問を行った。この中で、元社会保険庁長官の正木馨氏の天下りによる報酬と退職金が、合計で2億9000万円以上に上ることが明らかにされた。