森岡貞香

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森岡 貞香(もりおか さだか、女性、1916年3月4日 - 2009年1月30日)は、歌人

経歴[編集]

島根県松江市に、陸軍軍人の長女として生まれる。父の転勤に伴い、東京台北奉天を転々とする。山脇高等女学校卒業。「心の花」を経て、1934年、「ポトナム」に参加。19歳で軍人と結婚するも、戦後未亡人となる。

1949年、「女人短歌」創刊に参加、のち代表。五島美代子葛原妙子と交流を持つ。戦後派の女流歌人の皮切りであり、葛原や中城ふみ子に影響を与えた[1]1968年、「石畳」を創刊、主宰する。1981年北國新聞歌壇選者。

1992年、歌集『百乳文』で第26回迢空賞受賞。2000年、『定本森岡貞香歌集』で第23回現代短歌大賞受賞。2001年、歌集『夏至』で第12回斎藤茂吉短歌文学賞受賞。

2006年歌会始召人。

2009年1月30日、心筋梗塞にて死去。2月4日、永平寺別院長谷寺にて告別式が営まれる。没後、『九夜八日』『少時』『帯紅』が刊行される。

著書[編集]

  • 白蛾 歌集 第二書房 1953(女人短歌叢書)
  • 未知 歌集 ユリイカ 1956
  • 甃 歌集 新星書房 1964
  • 珊瑚数珠 歌集 石畳の会 1977
  • 黛樹 歌集 短歌新聞社〈現代短歌全集〉 1987
  • 百乳文 歌集 砂子屋書房 1991
  • 夏至 歌集 砂子屋書房 2000
  • 定本森岡貞香歌集 砂子屋書房 2000
  • 敷妙 歌集 短歌研究社 2001
  • 九夜八日(ここのよやうか) 歌集 砂子屋書房 2010
  • 少時(しまし) 歌集 砂子屋書房 2010
  • 帯紅(くれなゐ帯びたり) 歌集 砂子屋書房 2011
  • 森岡貞香歌集 現代歌人文庫 砂子屋書房 2016

参考[編集]

  • 『日本人名大辞典』
  • 『現代日本人名録2002』 
  • 歌集『白蛾』(短歌新聞社)年譜

脚注[編集]

  1. ^ 花山多佳子『戦後の表現の模索-森岡貞香を中心に』(シンポジウム「今読み直す戦後短歌・I」、短歌研究2009年11月号)