東国寺 (台東区)

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東国寺
所在地 東京都台東区松が谷1-2-3
位置 北緯35度42分39.07800秒 東経139度47分14.22600秒 / 北緯35.7108550000度 東経139.7872850000度 / 35.7108550000; 139.7872850000座標: 北緯35度42分39.07800秒 東経139度47分14.22600秒 / 北緯35.7108550000度 東経139.7872850000度 / 35.7108550000; 139.7872850000
山号 浅草山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 慶長18年(1613年
開山 独歩秀作
開基 通天了達(実質的には徳川秀忠
法人番号 4010505000449 ウィキデータを編集
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東国寺(とうこくじ)は、東京都台東区にある曹洞宗寺院

歴史[編集]

1613年慶長18年)に開山された。当地には元々薬師堂があったが、ある日、江戸幕府第2代将軍徳川秀忠鷹狩をした際に、この薬師堂で休憩をとることになった。秀忠は「この堂は寺か、それとも庵か?」と堂守に尋ね、「薬師堂にございます」と答えると、秀忠は「寺にせよ」と命じ、寺を創建することになった。山号の「浅草山」、寺号の「東国寺」は秀忠が命名したものという[1]

堂守の通天了達は、「上様の御上意」ということもあり、寺の創建に奔走し、大中寺第15世住職独歩秀作を開山として招いて寺を建てた[2]

当寺の本尊釈迦如来である。薬師堂にあった薬師如来は、後に大火で焼失している[2]

1923年大正12年)の関東大震災で焼失するまで、には菊花紋章が使われていたという[3]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 昌平坂学問所 編『御府内備考続編』
  2. ^ a b 浅草区史編纂委員会 編『浅草区史 神社仏閣篇』東京市浅草区、1933年、215p
  3. ^ 浅草仏教会創立五十周年記念事業実行委員会 編『浅草仏教会創立五十周年記念誌』浅草仏教会、1989年、87p

参考文献[編集]

  • 昌平坂学問所 編『御府内備考続編』
  • 浅草区史編纂委員会 編『浅草区史 神社仏閣篇』東京市浅草区、1933年
  • 浅草仏教会創立五十周年記念事業実行委員会 編『浅草仏教会創立五十周年記念誌』浅草仏教会、1989年