早老症

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ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群

早老症(そうろうしょう progeria)は、体細胞分裂時の染色体の不安定性(逆位、欠失、逆転座、相同組み換え、組み換え異常など)が認められ、加齢促進状態をもたらす疾病のことをいう。この他、後天的に、紫外線を含む放射線の被曝、化学物質による遺伝子のメチル化なども加齢を促進する要因となりうる。

概要[編集]

ほとんどの早老症においては、遺伝子が、DNARNA代謝に関連した酵素がもたらす染色体異常を呈することが判明している。このため、細胞増殖分裂時の異常により、遺伝子の他領域の変異、他遺伝子との共同作業の異常などを病因として、顕著な老化症状が発症する。

代表的な早老症[編集]

各国の遺伝学会で論じられる狭義かつ特徴的な早老症として、次のものがある。

また、広義の早老症として、次の症例を加える場合もある。

遅老[編集]

早老症とは逆に、病的に老化の進行が極端に遅くなる病気の症例は寡少であるが報告されている。これについて、2009年に16歳になるが幼児のまま成長が起きていない少女ブルック・グリーンバーグが報告されており、医師の見る限り、この世に生を受けて以来、ほとんど年をとっていないが、遺伝的異常も、染色体的異常も見つかっていないと言う。知的な発達は止まっているが、一部の骨格成長などは進んでおり全く成長が止まったというわけではない[1][2]。しかし彼女は2013年10月24日に20歳で亡くなった。死因は明らかになっていない[3]

この一方旧約聖書には数百年の長寿を保った人間の事例が数多く記述され[4]、この他日本には人魚伝説など、数百年の寿命を保った話は存在するが、医学的に証明されたわけではない。

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Teenage 'baby' may lack master ageing gene, by Andy Coghlan, New Scientist, June 25, 2009
  2. ^ Health Doctors Baffled, Intrigued by Girl Who Doesn't AgeABC News,2009.6.23
  3. ^ Sifferlin, Alexandra (2013年10月29日). “20-Year-Old Woman Dies Looking Like Toddler”. TIME. http://healthland.time.com/2013/10/29/20-year-old-woman-dies-looking-like-toddler/ 2013年11月17日閲覧。 
  4. ^ 旧約聖書創世記』5章21節~27節