旧石井家住宅 (東広島市)

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旧石井家住宅
旧石井家住宅 (右奥)
所在地 東広島市西条町下見1086-1
位置 北緯34度24分49.2秒 東経132度43分12.9秒 / 北緯34.413667度 東経132.720250度 / 34.413667; 132.720250座標: 北緯34度24分49.2秒 東経132度43分12.9秒 / 北緯34.413667度 東経132.720250度 / 34.413667; 132.720250
類型 商家
形式・構造 妻入りの入母屋造
建築年 寛政7年(1795年
文化財 東広島市重要文化財
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旧石井家住宅(きゅういしいけじゅうたく)は広島県東広島市西条町下見にある歴史的建造物(民家)。石井家は江戸時代に酒造業を営んでいたと伝えられており、幕末には旅籠、明治初期には薬屋を開業していた。

概要[編集]

西国街道宿場町である西条四日市に建っていたものを、現在地に移築したものである。解体の際、鬼瓦から寛政7年の銘がみつかり、建築年代が明らかになった。

建物の構造は妻入り入母屋造だが、間口を広げる目的で二階の屋根に錣状のをつけている。妻側から見ると、この屋根の形が兜に似ていることから、俗に「兜造」と呼ばれる。

玄関には漆喰を塗った防火戸が備わっている。入口から裏口へは通り土間がのびており、その土間に沿って八畳間が二列に並んでいる。二階は入口側にしかなく、奥側では屋根裏の小屋組を見ることができる。

1993年3月19日に、東広島市重要文化財に指定された。

利用情報[編集]

  • 開館時間 - 9:00~17:00
  • 休館日 - 月曜日、12月28日~1月5日
  • 入館料 - 一般150円(団体135円)、18歳以下無料

交通[編集]


参考文献[編集]