放浪の画家ピロスマニ

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放浪の画家ピロスマニ
Pirosmani
監督 ゲオルギー・シェンゲラーヤ(Giorgi Shengelaia
脚本 ゲオルギー・シェンゲラーヤ
エルロム・アフヴレジアニ(Erlom Akhvlediani
出演者 Avto Varazi
音楽 Nodar Gabunia
撮影 Levan Paatashvili
公開
  • 1969年 (1969)
上映時間 81 分
製作国 グルジア(現、ジョージア)(旧ソ連
言語 ジョージア語
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ピロスマニ』または『放浪の画家ピロスマニ』は、グルジア(ジョージア)の素朴派画家ニコ・ピロスマニの数奇な生涯を描いた1969年制作の伝記映画。監督は、『アラヴェルド』『バハレバとゴーギ』『若き作曲家の旅』などで知られるゲオルギー・シェンゲラーヤ[1]2015年11月21日より「放浪の画家ピロスマニ」の題名でデジタルリマスター版を公開した。しばしば「動く絵画」と評せられる[1]

あらすじ[編集]

ニコ・ピロスマニ「黒字に白牛」

独学で絵を学んだニコ・ピロスマニは、絵を描き続けるものの、それでは生活できないので荒蕪地の小屋で牛乳屋をはじめ、白地に黒牛、黒地に白牛を描いた2枚の絵を店の看板にする[2]。この絵は素朴で稚拙であるものの味わい深い絵であったが、そこを通りかかったイタリア人の画家がこの看板を売ってくれないかと頼み、ピロスマニは快く売ってしまう[2][注釈 1]

制作スタッフ[編集]

出演[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 安野光雅は、この映画の色彩や画面自体がピロスマニの絵画作品の雰囲気を湛えた不思議な作品だと評している。安野(2003)p.199

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 安野光雅『絵のある人生—見る楽しみ、描く喜び—』岩波書店岩波新書〉、2003年9月。ISBN 4004308569 

外部リンク[編集]