打ち上げ花火 (アルカン)
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打ち上げ花火 ——序奏と即興 作品55(フランス語:Une fusée: Introduction et impromptu, op. 55)とは、アルカンが1859年に作曲したピアノ曲である。巻き糸 ——序奏と即興とも呼ばれる。なお、原題の"Une fusée"は、直訳すると「ロケット」である。
概要[編集]
楽譜は1859年に、パリの出版業者のシモン・リショーによって初出版された。[1]
楽曲の構成[編集]
変ロ長調、アンダンティーノで始まりしばらくゆるやかな分散和音が多用されたのち、ニ短調、プレストになり即興的な曲調へと急変する(途中、嬰ヘ短調にもなる)。その後、再び変ロ長調になり始まりの曲調にもどるがすぐにニ短調になり、結尾部ではトーン・クラスターが用いられ曲が終結する。
録音[編集]
ステファニー・マッカラムや、コスタンティーノ・マストロプリミアーノによって、録音が残されている。
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ “Une Fusée, Op.55 (Alkan, Charles-Valentin)”. 国際楽譜ライブラリープロジェクト. 2024年6月4日閲覧。