山芋

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山芋(やまいも)は、ナガイモ自然薯(しねんじょ)などの総称で[1]、山野などに自生するヤマノイモ属の可食できる芋(いも)の名称。または、詩集の名称。

植物または根菜[編集]

ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物のなかで、もともと山に自生していたことから名付けられた根菜のこと。漢方では「山薬」、民間療法では「山うなぎ」と称して、古くから滋養、強精がある食材とされてきた[2]。大きく分けて、ナガイモ(長芋)、ダイジョ(大薯)、ジネンジョ(自然薯)があり、栽培されているものを「山いも」、山に自生している自然薯を「山のいも」ということが多い[2]。特に、ヤマノイモとナガイモを指して、広義でヤマイモと称することもある。芋の粘り気は、ダイジョ、ヤマノイモ(ジネンジョ)、ツクネイモ(ナガイモの一種)が強く、棒状のナガイモが最も弱い[3]

  • ヤマノイモ(山の芋) - 日本原産のヤマノイモ属の植物で、野生していることから、別名ジネンジョ(自然薯)と呼んで区別している。山芋というとこの植物を指すことが多い。
  • ナガイモ(長芋) - 中国原産のヤマノイモとよく似たヤマノイモ属の植物。主に栽培品種が市場に多く出回っている山芋[1]
  • ヤマトイモ(大和芋) - 別名つくね芋といわれる奈良県在来のナガイモの一種。丹波芋、伊勢芋が有名[4]。また、平らな姿で別名イチョウイモも関東では大和芋という[1]
  • ダイジョ(大薯) - ダイショともいうヤマノイモ属のヤムイモの代表種。沖縄・九州などの一部地域でわずかに栽培されている。芋の色は白のほか、紅色、紫色がある[4]

詩集[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、48頁。ISBN 978-4-415-30997-2 
  2. ^ a b 主婦の友社編 『野菜まるごと大図鑑』主婦の友社、2011年2月20日、204 - 205頁。ISBN 978-4-07-273608-1 
  3. ^ 講談社編 『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』講談社、2013年5月13日、192 - 193頁。ISBN 978-4-06-218342-0 
  4. ^ a b 講談社編 2013, p. 192.