山口県道15号岩国玖珂線

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主要地方道
山口県道15号標識
山口県道15号 岩国玖珂線
主要地方道 岩国玖珂線
制定年 1983年
起点 岩国市今津町3丁目【北緯34度09分49.0秒 東経132度12分54.4秒 / 北緯34.163611度 東経132.215111度 / 34.163611; 132.215111 (県道15号起点)
終点 岩国市玖珂町野口【北緯34度06分03.6秒 東経132度05分34.5秒 / 北緯34.101000度 東経132.092917度 / 34.101000; 132.092917 (県道15号終点)
接続する
主な道路
記法
国道188号
国道2号
都道府県道30号標識
山口県道1号岩国大竹線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

山口県道15号岩国玖珂線(やまぐちけんどう15ごう いわくにくがせん)は、山口県岩国市を通る主要地方道山口県道)である。

概要[編集]

この道路は、いずれも国道2号の交点である山口県岩国市錦見3丁目 - 錦見交差点から山口県岩国市玖珂町野口 - 野口交差点間を、ショートカットする形で結ぶ。元々は山口県道路公社管理の有料道路であり[1]、その名前から通称「欽明路道路(きんめいじどうろ)」または「欽明路バイパス」といわれる。

錦見交差点で分岐する国道2号は、土木技術があまり発達していなかった頃に完成したため、山間部を大きく迂回するルートをとっており、カーブが多く廿木峠は冬季の交通の難所であった事から短絡道の建設が望まれ、1972年昭和47年)4月1日に『欽明路道路』として開通した。

当初は有料道路だったが、国道2号に比べ大幅にショートカットし信号機もほとんど無かった事から、2024年現在でも岩国市から周南・防府市方面へのメインルートとして使われており、交通量が多い。このため見込みより早期に建設費が償還され、1987年(昭和62年)7月1日に無料開放された。

路線データ[編集]

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史[編集]

路線状況[編集]

重複区間[編集]

地理[編集]

岩国市[注釈 2]今津町3丁目交点から南西に向かい、今津川付近の白崎八幡宮周辺から北西に向かう。岩国市街地を抜けて岩国市錦見3丁目の錦見交差点で国道2号と100mほど重複し、再び分離後にJR岩徳線西岩国駅前を通過。新愛宕橋で錦川を横断し、JR岩徳線川西駅近くから南西に直進。川西トンネル・柱野トンネルを通過し、峠越えの後に欽明路トンネルを通過。岩国市玖珂町に入り野口交差点で再び国道2号と合流し終点となる。

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

欽明路道路(岩国市柱野、市街地方面)
支線

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2012年3月までは岩国市今津町1丁目(三笠橋交差点=国道188号交点)が起点だった。
  2. ^ 今津町1丁目の三笠橋交差点から始まり、岩国市役所前を通過するのが2012年3月までのルートだった。

出典[編集]

  1. ^ ただし岩国市民球場の南東で直角に折れる箇所は、もともとは同球場の北西をW字カーブで抜けており、2000年代に付け替えられたルートであるため、この部分は有料道路時代とはルートが異なっている。
  2. ^ 山口県報 - 平成24年3月30日第2344号 山口県告示第109号 (PDF)
  3. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省

関連項目[編集]