コンテンツにスキップ

山上敏子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山上 敏子(やまがみ としこ、1937年3月2日 - )は、日本医学者精神科医。専門は行動療法福岡県生まれ。

経歴

[編集]
  • 1955年 福岡県立修猷館高等学校卒業。
  • 1962年 九州大学医学部卒業。
  • 1963年 九州大学医学部神経精神医学教室入局。
  • 1969年~1970年 米国テンプル大学留学。
    • 系統的脱感作法(systematic desensitization)を開発し、神経症の行動療法の父といわれている、精神科医であり米国テンプル大学医療センター精神医学教授であるジョセフ・ウォルピw:Joseph Wolpe)(1915年 - 1997年)のもとで治療を経験した。
  • 1971年4月 九州大学 医学博士 論文の題は「人間における言語運動条件反応の研究」[1]
  • 1974年~1984年 九州大学医学部講師。
  • 1985年~2001年 国立肥前療養所臨床研究部長。
  • 2001年~2007年 久留米大学文学部心理学科教授。
  • 現在 早良病院(福岡県)。

主な著作

[編集]

著書

[編集]
  • 小林重雄・茨木俊夫・久野能弘・上里一郎・園田順一(編)1975 脱感作療法ーウォルピと行動療法 異常行動研究会 第4章1節担当 東京:誠信書房
  • 山上敏子(編著) 1987 行動医学の実際 東京:岩崎学術出版社
  • 山上敏子(編) 現代のエスプリ279 行動療法 東京:至文堂
  • 山上敏子(著) 1990 行動療法 東京:岩崎学術出版社 ISBN 978-4753390137
  • 山上敏子(著) 1997 行動療法2 東京:岩崎学術出版社 ISBN 978-4753397082
  • 山上敏子(著) 1998 お母さんの学習室:発達障害児を育てる人のための親訓練プログラム 大阪:二瓶社
  • 山上敏子(編) 2001 こころの科学99号 特別企画:行動療法 東京:日本評論社
  • 山上敏子(著) 2003 行動療法3 東京:岩崎学術出版社 ISBN 978-4753303069
  • 山上敏子(著) 2007 方法としての行動療法 東京:金剛出版
  • 山上敏子・下山晴彦(著) 2010 山上敏子の行動療法講義 with 東大・下山研究室 東京:金剛出版
  • 山上敏子・下山晴彦(著) 2014 山上敏子の行動療法カンファレンスwith下山研究室 東京:岩崎学術出版社

翻訳

[編集]
  • Bellack, A.S. & Hersen, M. 1985 Dictionary of Behavior Therapy Techniques. Pergamon Press Inc. 山上敏子(監訳)1987 行動療法事典.東京:岩崎学術出版社 ISBN 978-4753387113
  • Schaefer,C.E. & Briesmeister, J.M. 1989 Handbook of parent training : parents as co-therapists for children’s behavior problems. New York : Wiley. 山上敏子・大隈紘子(監訳) 1996 共同治療者としての親訓練ハンドブック.大阪:二瓶社 ISBN 978-4931199415

脚注

[編集]
  1. ^ 博士論文書誌データベース