太陽を消さないで

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太陽を消さないで
ハリケーン・スミスシングル
初出アルバム『Don't Let It Die』
B面 The Writer Sings His Song
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ポップ、ロック
時間
レーベル コロムビア・レコード
作詞・作曲 ノーマン・スミス
プロデュース ノーマン・スミス
チャート最高順位
ハリケーン・スミス シングル 年表
太陽を消さないで
(1971年5月)
Write the Music, Sing Your Song
(1971年9月)
ミュージックビデオ
「Don't Let It Die」 - YouTube
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太陽を消さないで」(Don't Let It Die)は、音楽プロデューサーのノーマン・スミスが“ハリケーン・スミス”名義で1971年に発表した楽曲。全英2位を記録。

概要[編集]

デビュー・シングルの「ラヴ・ミー・ドゥ[2]から『ラバー・ソウル』までビートルズの作品のエンジニアを務めたノーマン・スミスは、1967年からはプロデューサーとしてピンク・フロイドやプリティ・シングスのレコードの制作に関わるにようになった。

1971年、スミスは、ジョン・レノンが歌うことを想定して環境問題をテーマにした楽曲「Don't Let It Die(邦題:太陽を消さないで)」を書いた。

「山の斜面に花は咲きほころび/川は永遠に流れ続ける/謎に満ちたジャングルの生きものたち/どうか死なせないで/自由気ままなトラやカンガルー/でもそのものたちの運命は僕次第だし、君たち次第でもある」[3]

デモ・テープを聴いたミッキー・モストは、スミス自身の作品としてリリースするよう彼に助言。スミスは“ハリケーン・スミス”名義で同年5月14日、シングルとして発売した[1]。編曲もスミスが行った。

全英シングルチャートで2位を記録。アイルランドで9位、ニュージーランドで8位を記録するなど、思わぬヒットとなった。

同年の英国作曲家賞(現・アイヴァー・ノヴェロ賞)の「Best Song Musically and Lyrically」部門を受賞した[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b 45cat - Hurricane Smith - Don't Let It Die / The Writer Sings His Song - Columbia - UK - DB 8785
  2. ^ マーク・ルイソン 著、ザ・ビートルズ・クラブ 訳『ザ・ビートルズ・ワークス』洋泉社、2008年12月11日、97-98頁。ISBN 978-4862483584 
  3. ^ Lyrics for Don't Let It Die by Hurricane Smith”. Songfacts. 2022年8月31日閲覧。
  4. ^ Lister, David, Pop ballads bite back in lyrical fashion, The Independent, 28 May 1994